トランスに関しては、前回から今日までで大きな変化はないですが、改名に関して、家庭裁判所からの呼び出しの日程が決まったり、3回目のHRT治療があって、乳房がちょっと張る感じがあったり(サイズアップはしていないと思います笑)とか。
そんな日々の小さな変化は続いています。
活動的には、結構最近も新宿でお友達に会ったり、旧友にカミングアウトしたり、常時ブラを着用するようになったり、ナンパされたり、ホストクラブに誘われたり笑
まぁ色々今まで経験しなかった事が多くて、この歳で朝帰りをしたり、ちょっと若者っぽい活動をしています。
定期的にデートに誘って下さる男性も減らないし、新たにお食事だけでも〜みたいな人も増えてきて、調整したりお断りしたり、女性としての生活に、良くも悪くも少しだけ慣れて来たような気もしています。
あとは、まぁ昨年あたりからなんですが、普通に買い物や受診等で出かけている時に、知らない人に
「すみません!雨さんですよね?!」
と声をかけられたり
「昨日の13時頃、○○駅の△△にいませんでした?」
とか、完全にそれは私です…みたいなメールやDMをいただいたり。
「あー!本物だー!」みたいに言われたりするようになりました。
私、あんまりフォロワーさんいないんですけどね…ちょいちょいこういう事が起こるのがちょっと不思議だったりもします(・・?
最初は、知らない人に日常生活中に見つかるのって、結構恐怖でしかなかったんですが…
最近はちょっと慣れてきちゃいました。
なんか女装さんが集まるようなところに行っても、SNSのお友達には「あー雨さん本物だー」みたいな反応はしてもらえるんですが(私も、あー○○さん本物だー!みたいな反応しちゃいます笑)勿論繋がってない方から反応あるはずもなく。
フォロワーさん少ないんだから、それが当たり前ですよね笑
だからね、フォロワーさんじゃ無い人で見てる人も結構いるんだな〜って、ちょっと不思議に思ったのでした。
さて、この3年、特にこの1年は、トランスに関しては激動の毎日でしたが、上記のようにすべき手続き的な事が、やっと最近落ち着いてきたので、これまでの延長でもあるんですが、所作とか歩き方、声とか、喋り方、髪や肌、身体のケアを、より一層日常になるように、身につくように気をつけて暮らしています。
やっぱりね、休日だけだった昔に比べれば、毎日の事になってからの方が身につき易くなってきていますよね。
まだまだトランスジェンダーとしてはよちよち歩きなんですが、諦めなくて良かったな〜って思っています。
私がこのブログを書き始めたのは、元々日記が消えてしまったら嫌だな〜と思って、自己記録として日記の保全とまとめ、みたいなつもりで書き始めました。
トランスジェンダーの記録ってね、もっと動画だったり情報量の多い方、先駆者の方の貴重な記録っていっぱいあります。
私もね、You Tubeだったり、色々な方の経験を沢山見させていただいて、良くも悪くも参考にさせていただいてきました。
でもね、時代が全然違って参考にならなかったり、何より皆んなスタートが若い。
彼女達からすれば、私のスタートなんて、もうやるだけ無駄!な年齢なんですよ。
実際、色々な人の記事で、そんな記事を沢山見たことあります😭
私自身も、長い間男性のまま暮らしを続けて、ずっと真ん中で居ようとしてきたのは、勿論、家庭的、社会的な環境が許さなかった事もありますが、1番は私自身が年齢的に生物学的に、半分諦めていたんですよね。
私が可愛く綺麗になれるわけがないんだろうなって…🥲
それとね、私はどうしても子供が欲しくて、2度も結婚して頑張ったんです。
結局出来ませんでしたけど。
今もね、コンプレックスがこれだけ沢山あっても、どうしても外科的な整形をしないのは、なんか世代的な拒否感?倫理観?(親不孝?)的な感覚があるからなんです。
ちょっとやっぱり昭和の倫理観が残っているんです。
だからね、カルーセルさんやピーターさんは知っていたけど、彼女達は元々綺麗な方なわけで、ああいった特別な人以外は、みんな色物みたいな扱いで…何なら特別綺麗な人達でさえ色物扱いで😭
そういう扱いしかしない方々に囲まれるしかない時代で生きてきた私は、「悲しいけど私には無理だよ」って諦めて歳を重ねてきたわけです。😞
だんだんはるな愛ちゃんだったり可愛くなれた人を沢山見るようになったけど、皆んなスタートが若くて、やっぱり私には今更無理だって思ってました。
だから、せめて真ん中でいようって思っていたんです。
このくらいまでで。
そうでもしないと死にたくなっちゃうので…
実際に動き出したのは、一方的に情報が得られるインフルエンサーの方々の影響は全然無くて。
交友関係が広がって来るにつれて知りあったトランスジェンダーの友人達の経過を知った事でした。
その前にね、もう一つ前述した子供を諦めた事が、交友関係が広がり始めた大きな理由です。
2度も結婚して頑張ったけど出来なかった子供が、別れた相方に普通に子供が出来たのを知ったから。
あ〜私の身体が原因で出来なかったんだなって。
年齢的な事も重なって、子供を諦めました。
あとは昨年亡くなってしまった父が、体調が悪かった時にね、
「お前の優秀な遺伝子を継いだ子が見れなかったのだけが残念だったな」
って言ったんです。
私は凄く子供が好きで、凄く悲しくて、凄く父に申し訳無い気持ちで、ゴメンなさいって言ったら、父は笑って「まぁお前が元気でちゃんとやってるから良いさ」って言ってくれて。
私は凄く情けなかったけと、同時に少しだけ、心のどこかで安堵したんです。
ああ、そこは諦めて貰えたんだ。
もうそこは頑張らなくても良いんだなって。
それもあって、自由に性表現をし始めたおかげで、色々な女装さんやmtfさんにお会い出来るようになっていったんです☺️
そして、皆んなの経過、勇気を知って、自分が諦めてきたのが、なんて馬鹿なんだろうって思ったんです。
自分では、諦めているのがお利口さんな選択なつもりでいたけど、凄く駄目な人なんだなって思うようになりました。
勇気を出して、一歩一歩、ゆっくりだけど進み始めたらとても楽しくて、ずっと重しのようにあった心の抑圧も、軽くなっていくのがわかりました。
ここまで進んできてね、mtfやftmの交友関係も広がり始めて、本当に良かったな〜って思っています。
多分ね、私みたいに物わかりの良いタイプで暮らしてきて、苦しみながら諦めている人って、いっぱいいると思うんです。
年齢的に今更だよねって、女装さんっていう枠組みで我慢していたり、私みたいに中性的になることで我慢していたり。
私の記録は、そういう人の役に立ったり、勇気になったりしたら良いな〜っていう気持ちも有って書きたいな〜って☺️
私がもらったような元気や勇気を、誰かにあげられたらな〜って思っています。
私は色々欠陥もあるし、粗もあるだろうけど、本格的に始めたのは、トランスどころか女装でさえアラフィフからです。
しかもダイエットから笑
お友達のように100kg超えからとは言いませんが、真ん中でいよう!って思い始めた頃は私も90kgくらいあったんですよ😅
でも、こんなにスタートが遅くても、こうやって化粧品のモデルをやったり、女性として生活出来るようになったり、殿方にお誘いいただいたりエスコートしていただいたり、応援していただいたりしています。
自分でも信じられないけど、こんな人もいますから、皆んな諦めないでね。
いつでも何でも、私にわかることなら相談に乗りますから🥰