桜が満開ですね。
今年はなかなか見に行く機会がなくて、昨日やっと近場の公園に見に行く事が出来ました☺️
お相手は私が懇意にしている看護師の大先輩。
と言っても私よりちょっと年齢はお若い方です。
久しぶりにご飯でも食べて、春物買いにいったりしない?
と言うことで、お休みが合う日に約束して出かける事に。
実はですね、この方は私が女性として生きたいという気持ちを、かなり初期にちゃんとカミングアウトした近しい人だったりします。
今はよくエステに一緒に行ったりもするんですよ☺️
ある日ね、ご飯を一緒に食べている時に、彼女に急に聞かれたんです。
◇「なんか最近毎日色々悩んでるみたいだけどさ、〇〇ちゃんは何をどうしたくて悩んでるわけ?」
○「え…どうしたいって…」
◇「女の子になりたいの?」
○「え?!…うん…そういう気持ちはあって、それで受診したりしてて…」
◇「あ、もうそうだったんだ。まぁそうだろうね。じゃあ良かったじゃん。そうやってやりたいように進んでるなら何悩んでるの?やりたいように生きたら良いのよ。」
○「まぁ…実家で少し話そうとしただけでお母さんが聞く耳さえ無い感じで大変だったり…私の身体はあんまり良くない事とか、お金も沢山かかるけど介護もあるしなかなか貯められないなーとか、治療でどうなるかわかんない事とか、仕事を新しくしても手術のときとか休めるのかとか色々…問題あり過ぎるな〜って…本当に進めるのかなって悲しくなったりする…」
◇「馬鹿じゃないの?ちゃんとどうしたいか自分でわかってるんだからさ、悩む事じゃなくない?もうさ、勿論無理はして欲しくないけど、ゴリゴリ進めば良いんだよ。」
○「でも、家族の事は気が重いし…やっぱりお母さん亡くなるまで駄目かなとか…」
◇「自分の人生じゃん?したいようにすれば良いの。後々わかってくれるかもしれないし、駄目なら駄目でしょうがないよ。私だって田舎から出てくる時そうだったよ。世代が違うんだししょうがないよ。それでずっと我慢したり悩み続けても誰も喜ばないよ。」
○「そうなの…かな…家のお母さんああいう人だから」
◇「有名人かもしれないけどもう現役じゃないんだから、あんまり気にしなくて良いんじゃない?行く先は決まってて受診もする。治療もするつもりなんでしょ?悩む事ないよ。後は頑張るだけじゃん。」
○「そうだね…ありがと…ていうかいつから私が悩んでるって感じてたんです?」
◇「初めてあった時から、女の子みたいな人だなーって思ってたよ。私がこんなだから余計にそう感じたのかもだけど笑」
○「え?初めて会った時って…普通というか、わりとメンズの服の方が多かったような…」
◇「ああ、見た目はイケメンだったよ?でも話したり仕事してたら女の子みたいだって思ってた笑」
○「えーそうなんだ…そんなの誰にも言われた事無かったけど…」
◇「外見もだんだんそうなってきてたからさ、いつ私に言うのかと思ったら言わないし笑」
○「う…」
◇「まぁもう話したんだから少しはスッキリしたでしょ?暗い顔しないで頑張れば良いじゃん。」
○「うん、なんかありがと…っていうかどの辺が女の子っぽいと?昔はわりと怖がられたりした事もあったんだけど…」
◇「○○ちゃん仕事細かいしさ、ナースマンって優しいけどみんな変なとこ適当じゃん?笑」
○「いやいやいや…みんながそうじゃないような。まぁ★★とか▲▲は否定出来ないけど笑」
◇「あと、あれかな。なんか凄い周りに気を遣うじゃない?先生とか薬剤さんとか技師さんとかさ、クラークさんや助手さんにも○○ちゃんは敵がいないでしょ。」
○「普通に敵では無いけど笑」
◇「ご家族と一緒に泣いてたりさ、そういうのも乙女っぽいと思ってたよ。ちょっとやっていけるのかな〜って心配だったけどね笑」
○「マジで…知らなかった…」
こんな感じの話をしたように思います。
彼女にカミングアウトした時はこんな感じ。
カミングアウトは親からが筋だと思って失敗して、他にも生活上の色々な問題もあったし、本当に不安で参ってたんですよね。
だからなかなか言えなかったけれど、まさか向こうから聞かれるとは思わなかったお話。
本当に優しい方々に囲まれていて、私は恵まれていると思います。
あ、仕事はとても厳しい方なんですよ?笑
その後は色々な方にカミングアウトして、びっくりされたりもしながら、内心はわからないけど少なくとも表面上は、概ね好意的に受け入れていただいて来たと思います。
私もですけどね、皆さんも凄く否定的な意見を目にしたりして、死にたくなる時もきっとあると思います。
でもね、そんな人は沢山はいないから大丈夫。
だってね、警察24時とか見てると、おかしな人いっぱい出てくるでしょ?
でもそんな人周りにそんなにいないもの笑
だから、みんな難しい事がそれぞれあるだろうけど、負けないでね。