どうも、クララ・バートンです✨（尊敬してます）
相変わらず忙しく仕事をして、ちょこちょこ実家に行く毎日を送っています。
今年はお看取りになる方が昨年よりも多いのと、往診の対応や委員会等の仕事も昨年より増えた事、あとはスタッフも新人さんが増えたので、まぁ私も少しだけ忙しくて余裕が無くバタバタはしているのかもしれません💦
加えて体力的にも体調不良、入院もありました…😫
だから日々の仕事を一所懸命にこなすのでいっぱいな感じではありますが、好きな仕事なので重責を感じながらも、毎日楽しく働いています✨
毎日お仕事ー♪
そんなわけで、私個人としてはあまりイベントやトピックの無い毎日（勿論それはそれで幸せな毎日）なんですが、昨今のネット上で表出された、トランスジェンダー（中でもmtfを標的にするもの）に対する苛烈な言動や感想を見たり聞いたりもしてきてはいます🥶
そんな毎日の中、常にちょっと思っている事があるので、少しそのあたりのお話を今日は書いてみます。
まぁ今回もあくまで個人的な感覚のお話なので気分が悪い方がいらしたらｺﾞﾒﾝﾅｻｲ。
何年か前にね、河上さんのYouTubeで移行で重要な事について聞かれて、私の回答は
「眉ですね」
だったわけですけど…
まぁこれって、所謂メイクやらファッションやら、ただの見た目のパス的な話の流れで、私なりに答えた感じのお話なんです。
私が自分の移行について、少しずつ現実的に考え始めた頃に、実際に先ず考えたのってね、容姿やパス度みたいな外見のお話だけでは全然なくて。
自分の何が、どこが、移行する為に至らないのか、或いは障害になるのかっていうようなことでした。
周囲が困惑しない為の、周囲への説得力って言っても良いのかな…
だって、初めて明かした時は母の罵倒から始まったのですから…😢
私はバイナリーだし、ジェンダーロールを意識して生きてきた（或いは教育されてきた）世代でもあって、私自身の価値観の根底も、それに否応無く影響されてきた人でもあって。
それはひょっとすると私がmtxじゃなくてmtfだっただからなのかもしれませんが…🤔
私が生きていく為には、とにかく移行前も移行後も周囲に問題が極力少ないようにってばかり考えてたんです。
人は独りでは生きられないから…
周囲との軋轢が無いこと
私が特殊な人にならないこと
出来得る限りそうなることが、或いはなれるかどうかを考察することが、私が現実的に考えた命題だったと思います。
上手く言えないけれど…
「あーそうだよね。そりゃあそうだよね。そんなの知ってたよ♪」
って、カミングアウトした時に言ってもらえるような人であることが理想だったのかな。
それは外見的なパス度で殴る的なことでは勿論なくて。
だから中性から目指し始めてから、少しずつ反応をみるように、だいぶ時間をかけたんだと思う。
これは多分私の性格的なものと、私の家庭環境の影響もあるのかもしれません。
歳に抗いたい🥲
翻って、性自認と性指向は全く別物で、性自認のマイノリティであるTに対して、性指向のマイノリティとしてLやGやBがいることは、私も論理として理解しています。
その上で性自認の分類であるトランスジェンダーの中にも、色々な性指向の人がいるのも知っているし、色々なタイプの人が知り合いにも友人にも実際にいます。
それは全く批判するものではないし、「そうなのねー」と私も受け止めています。
普通に友人でいることになんの問題もありません。
ただ、私自身について言えば…
私自身の感覚は、自分がそうだからでしょうが、本質的に理解しやすいのはやっぱりバイナリーなの。
だからなのかな？わからないけど、ゲイのftmやレズビアンのmtfの方については、私の感覚の中では、正直ある程度の矛盾を感じるものなのです。（本当ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ💦）
この私の感覚は、一般的な方々がLやGに感じるものに似ているのかもしれないなって思ったりもします。
それは、ただの私個人の理屈であり個人の感想に過ぎないんですけど…
正直に話せば、私にはよくわからないの。
私がそう感じる論理としては以下のような感じ。
例えばftmでGの人だとします。
生まれた時に分類された性はFemale、
そしてトランスジェンダーなので自認はmaleです。
ここまでftmの説明ですね。
で、この方はgayなので、性指向はmaleが相手になるわけです。（好きになる相手、性対象は男性）
これはこの方がgayである説明ですね。
この二つの説明をみてみると、この方（この場合はftmでGであろう方）が生きていく上で、少なくとも恋愛的には、トランスしないでFemaleのままの方が生きやすいことを意味すると思っちゃうんです。
単純に対象となる相手が10倍以上多くなるし、子供や婚姻にも、トランスしなければあらゆる事が問題が無くなるのです。
これがmaleにトランスするとなると…
法的に婚姻は出来なくなるし、対象としてみてもらえる相手も極端に減ります。
それにね、人を好きになるって、自分を受け入れてくれる方限定で湧く感情じゃないですから、とても苦労することは目に見えています。
つまり絶対的に暮らし難くなるような方向に踏み込んでいるわけですから、理屈だけで言えば
「貴女の場合トランスしない方があらゆる面で都合が良いんじゃない？」
と、一般的には受け取られてしまうのだと思います。
自ら不都合に身を投じているように捉えてしまうのじゃないかなって。
私もそんな風に感じる部分は無くはないんです😔（再度ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ💦）
私のようなバイナリーで性指向が反対の性であるトランスジェンダーは、トランスしないでいると、あらゆる面で生活の全てに近い部分で不都合があり、トランスすることである程度不都合が解消されるのですから。
勿論私もね、不都合を解消したいからと言う理由だけでトランスしているわけじゃないから、全くわからないというわけではないんです。
ただ…私の場合、トランスすることで副次的かもしれませんが、人生の不都合が大幅に減るんですよね。
だから、私には不都合を増やす選択は完全には理解出来ないのかもしれません。
そしてそれは
一般的なシスヘテロのジェンダーロールの中でも、同様に理解されにくいというか…
多分、とても分かり辛いものだと思うのですよね。
良いか悪いかは別としてね、論理的に理解され難いのではないかと感じます。
勿論ね、人は恋愛や性についてだけを主眼にして生きているわけではないし、そこの優先順位が二の次の人や著しく低い人、或いは全く性や恋愛に興味が無い人もいます。
だから「オカシイ！」とか「アリエナイ！」みたいな感想は全く不当なのだけれど…
そういう方（アセクシャルやアロマンティックみたいな傾向の方）も、やっぱりマイノリティ（少数派）なので、広く一般に理解されることはやっぱり困難なんですよね💦
私の場合はバイナリーであって、そういう意味ではトランスさえ出来るなら、あとは自分自身の感覚や指向に従うだけで良いから、苦労はある意味少なかったのかもしれません。 （まぁトランス自体、苦労はあるんですが…）
だから…
TでGの方やTでLの方やノンバイナリーの方やMTXなんかの方からすると、こういうのはとても差別的な話だと受け止められることなのかもしれませんが…
でも正直に言って、知識で分かっても、多分感覚的に世間一般的に、そしてある程度知識のある私でさえも、多分完全には理解出来ていないのですよね。
だから私はいつも言うのです。
「私には私のことしかわからない」って。
わかんないよね
ただね、自分の経験を鑑みてみると、こういうのって、わりと私が周囲に理解してもらえた要因のかなりの部分を占めていたのかもしれないって感じているのです。
だからね、私はバイナリーで指向がマジョリティのヘテロだから？トランスジェンダーの中では恵まれているのかもしれないな…とは思います。
あと、私が思うのは別に恋愛指向や性指向だけじゃなくてね
例えば
攻撃的で怒声をあげるような人
肩で風を切るように歩く人
ガニ股出歩いたり大股開きで座る人
理屈っぽく理詰めでやり込めて共感性の低い人
綺麗にしない人
勿論上に書いたことだけじゃないけれど、他にも趣味や興味だったり、色々な事が人によってジェンダーロール的な部分で引っかかる（否定的に受け止められる）要因となることも事実だと思うんです。
でも…
ジェンダーロール通りの男性も、女性も、実際にはそんなにいないわけで。
こういう話をすると「ジェンダーロールの強化だー！」って怒られるかもしれないけれど…
少なくとも上記したような特徴は、自身がmtfであるという説明として一般的に見れば、こういうのってその人物がmtfである説得力を感じられないと思うの。
問題は…こういったあらゆるジェンダーロールに対して、無理矢理合わせる必要があるのか？！という話もあるんですけど…
勿論私は無理矢理合わせるのは良くない、或いは人によっては合わせるのはとても難しいよ？とは思っています。
ただ、実際に現実的には、RLEを積む上で、わりとこういうことが社会的にジャッジされる要因になり得るとも思っているの。
私はそういう意味では、自分自身の本質をジェンダーロールに合わせて矯正する必要は殆ど無かったから、この部分でもあまり苦労はしていないので、声高に言うのは申し訳ない気持ちでいっぱいなのだけれど…
でもね、私も自分についてはかなり様々な部分で慎重に考えたんです。
私は無理しないで移行先でやっていけるのかって。
私は年齢的に始動がとても遅くて、沢山の時間や人間関係を重ねてしまっていたから。
男性社会で生きる為に頑張って努力して身につけたものはね、ある程度経験値として慣れている部分は勿論あったけど、それは逆に自分の本質ではなかったから、捨てるのは全然難しくなかったの。
今も意識さえすれば、所謂男性的な振る舞いは不可能ではないかもしれません。（やってみたこと無いけどね💦）
でも捨てるのは私にはとても楽な事でした。
だって私にとってそれらは私が無理矢理身に付けたものであって、元々そうではないから、当然捨てた方が楽なのですから。
それが自分の本質だった場合は、捨てるのは後々苦痛になるとも思うんですよね。
田舎だから車生活
だから私は、当時沢山、慎重に自分について考えたの。
まぁ、こんなの結局人によるんですけどね笑
ちょっと考えた事でした🤔
