雨桐悠生 雨さんの軌跡 (女性として生きる事を選択した人の奇跡)

半世紀過ぎてからGIDでMTFだと診断された人です。化粧品のアンバサダーモデルもやってたりします(*´∀`*)

MTF日記(158回目) 大学医学部附属病院へ

こんばんは、ジェニファー・コネリーです(殴らないで💦)


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この時、既に他県到着済で朝6時半です笑

 

ちょっと間が空きましたが、日々忙しく暮らしております。

最近日常の仕事以外で、この日記的なトピックがあったので、それについて今回は書いてみようと思います。

 

15日がお休みだったので、表題の通りとある県外の大学病院へ行ってきました。

私方向音痴で直ぐ道に迷うから、早めに行かなきゃって朝5時に出発したら、6時台前半に着いちゃいました💦(受け付け開始は8時半😅)


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こんな格好でも暑かったです🥵

2〜3日前までニットやコートだったのにね💦

 

今回のお話はね、156回目で書いたジェンダークリニックからの紹介状の続き?の手続きのお話になります。

 

治療についてあまり知らない人の為に再度説明しますと、国内で正式に?(GID学会に準じて)性別違和に関わる治療を行うには、概ね以下のような手順があります。

※私の経験からの私見ですから、例外や現在と異なる部分もあるかもしれません。

 

産婦人科医もしくは泌尿器科医により、身体所見の検査。他にも染色体検査、ホルモン検査を行い、身体的性別の診断を行う。

◯2名の精神科医からそれぞれ、療育歴、性行動歴、性別違和の実態を把握し、他疾患を除外(他の精神疾患による妄想等の除外とかね)して、GIDの診断を受ける。

GID学会認定医がいる、または学会に所属しているジェンダークリニックであれば、判定会議に繋がるのかなと思います。慎重に実態把握をする為に、カウンセリング等も含めて、ある程度の期間通院する必要があります。半年〜1年くらい?)

◯診断を元にGID学会の判定会議を受ける。

(みんな〜この人に治療しても良いよ〜この人は治療が必要な人だよ〜って言う判定を受けるわけですね。これも1ヶ月くらいかかる。)

 

まぁこんな感じの経過を経て、やっと治療に入る事が出来ます。


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まだ父も存命で、中性(男性)で暮らしていた頃

 

まぁHRT治療(ホルモン治療)であれば、診断や判定会議を経なくても、やってくれるクリニックは巷にある程度ありますし、個人輸入等で医師を介さないでホルモン摂取をする事も可能であったりします。(医療者としては危険なので全く推奨出来ませんが…)

性別適合手術(SRS)に関しても、国内で学会に準拠して行うには同様の手順になりますが、こちらも国外でのオペであれば、1日診断書等でも治療(オペ)が可能だったりするわけです。

 

だからね、学会と全く繋がらないままでも、性別適合手術まで進めてしまう現状がありまして、しかもその方が面倒が少ないという😫

 

これは私見ですが…

日本は元々この分野に関して、医療的に遅れていて、尚且つ法的な整備も特例法まで無かったので、症例数や施術数も少なくなり、なかなか知見も技術も上がって来なかったと思われます。

今はかなり違ってきてはいますが、それでも現状でさえもね、上記したような手順があるので、時間とお金が治療以外の部分でも余計にかかる為、手順を踏む事自体、結構ハードルは高くなってしまい、手順を踏まない人の方が多いかと思われます。

そうしなくても進めてしまうわけですし、技術的にも国内より進んだ国があるわけで…

今は円安だからあまり変わりませんが、昔は国内より国外の方が費用もかなり安かったのですから、現状では無理からぬ事かなーと感じます。

ガイドラインに沿うと保険効かないという謎仕様ですしね😵

 

とはいえ私は医療者ですし、性格的にも私はちょっと堅いので…

そこは手順を踏む事を決めて進んで来たわけです。


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まだ未治療で治療開始が決まって安堵した頃

 

これまでの私の経過としては、前述したような手順で、診断当時はHRT治療で判定会議を受けました。

これは当時、カミングアウト自体が両親に快く受け入れられなかった為、正直、両親が亡くなってしまうまでは、強硬に進むなら絶縁も視野に入れる必要を感じていて…

それを避けたいけど、だからと言って自分を全面的に諦める事も出来なくて。

 

HRT治療→RLEを積む→両親の納得(或いは絶縁)→SRS

 

みたいな想定を私はしていて、当時先生に判定会議にかける治療について希望を聞かれた時、先の想定から「先ずはHRT治療がしたい」とお願いして判定を受け、進んできました。

 

HRT治療を受けながら改名や移行先性別での就職等、社会的な移行を進めてRLEを積んできて。

 

で!最近の記事で分かるように、現在は遂に母の理解が得られたので、遅まきながらSRSへ現実的に進む準備に入ることにしたわけです☺️

長かったけど、思っていたよりは早かったかもしれません🥹


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久しぶりのジェンダークリニックへいざ!な私

 

私の場合、既にHRT治療の判定会議を受けているわけですが、SRSにあたっては再度判定会議を受ける必要があって。

治療が必要な人かどうかに関しては、既に判定を受けているのでそこは良いのですが、また違った治療なので、手順としてそうなるわけですね💦

 

で、156回目の記事で書いたように、久しぶりにジェンダークリニックを受診して、認定医のいる大学病院へ紹介状を書いてもらったので、今回は執刀予定となるはずの先生のいる県外の大学病院まで、受診に行ってきたというわけです。


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イエーイ!遠いよー😭

 

この後はね、受診したお手紙を持ってまたジェンダークリニックを再受診して、そこで更に再診断を受けてから、それをもってやっと再度判定会議にかけてもらい…

また一ヶ月程判定会議の結果を待って、SRSの許可を受けたら、またその判定結果を認定医のいる大学病院へ持って行って、それからやっと予約が取れる!という流れになります。

 

時間も手間もお金もハードル高いですよねぇ💦

 

しかもね、予約出来ても半年かそれ以上待つというのが実情だったりします😢

 

まぁでもね、前は母の理解が無くて、なかなか先が見えなかった私には、今は先が見えてきてはいるので凄く気が楽なんです。

 

時間はある程度かかるけど、有給貯めるのに丁度良い部分もあるし、私目的が有って忙しいのは結構好きですから笑


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夜勤明け!セクハラに負けずにお仕事頑張ります🤐

 

この件以外は、最近は仕事ばかりしているけど、タイトな日程の中でも、少ない休日をフルに使って、また1つ1つ進めたら報告しますね✨