お久しぶりです。
最近仕事が凄く忙しいというか長いというか…人がいなくてちょっと疲れていたのと、なかなかワクワクするボクシングの試合等が続いたのとで、書いていませんでした。
ごめんなさい😵💫
では、ちょっと表題の件について、個人的な経験と見解を書いてみます。
私ね、元々若い頃からアセクシュアルだと自分のことを認識していました。
正確には、昔はアセクシュアルなんて言葉は無かったから、性欲がない、又は極端に希薄だと思っていたんです。
先ず思春期に自分で性欲って感じなかったから、「何回オ○ニーした!」とか言ってる同級生達の感覚がよく理解出来なかったんです。
「コイツラバカジャネーノ?」
って思ってました。
そもそも自慰する事が無かったから。
どういうものか知識はありましたよ。
でも1回してみたらもういいやって…なんか馬鹿みたいだなって思っちゃったんです。
性行為もね、凄く求められて15で初体験してはいたから、射精するのがどういう事なのかも知ってはいたんです。
でも、それは求められたからであって、私が望んだわけでもなく…
自分で出したいとか、性欲を処理したいみたいな気持ちには、なったことがなかったんです。
夢精したことも1度も経験ないし、溜めると身体に悪い的な事を聞いたこともあったけど、私には必要性が分からなかったんですよね。
よく言われるたまるとか、所謂ムラムラするみたいな事も無かったです。
で、以前に書いた男性への恋愛感情で酷い目にあってから、自分の事をオカシイと思い始めて、なんとか普通に生きなければと思って生きていました。
当時の私にとって、同性愛というのはよくわからない人達のもので、特殊な世界だと考えていました。
男性を好きになってはいたけれど、自分がゲイだと思った事は1度も無かったんです。
「自分が男性に生まれたんだから、男性に受け入れられないのはしょうがない。
こういう感情は表にに出しては駄目だ。」
こんな風に考えていたんです。
自分がゲイだとは思えなかったし、そう生きたいとも1度も思わなかった。
表面的にはね、上手に隠すことが出来ていたと思います。
初めての告白で痛い目にあってから、1度も男性に対する好意を露わにしたり、求めたりしたことは無かったから。
女性に告白されて付き合ったりしてみてもね、相変わらず求められたら頑張って応じる、みたいなスタイルで生きていました。
そうしないと普通に生きられないと思っていたの。
だから相手が女性であったし、自分の性欲ってずっと感じられなかったんです。
かと言って、男性を好きになるとね、トラウマもあるし絶対感情を露わにしないように努めていたし、性的にどうにかされたいって言う気持ちも無かった。
当事は女性を好きになる事もあったけど、それはとても仲が良い子だったりして、可愛い可愛いって守ってあげたいような気持ちで、この場合も性的にどうにかしたいみたいな気持ちでは無かったんです。
なんだろう…妹とか娘みたいな守ってあげたい感じ?
だから、仲良しの女の子とお泊りして、何もしないことを怒られたり責められたりしたことも結構度々ありました。
あからさまに要求されないと分からないんですよね…私自身にそういった欲求が無かったから。
疲れるし…みたいな😟
神経とか感覚がない訳では無くて、まぁ気持ち良いという感覚はあったし、ハグやなんかは寧ろ好きだったんです。
今でも。
でもね、なんかこう…
なんというか自分の性器を使用する事に、当時から抵抗があったんですよね、嫌悪感というか。
当事は知識も無かったから、自分の性別の違和が原因じゃないか?なんて考えたこともなくて、私はそういった事が好きじゃないんだからしょうがないって思っていたんです。
自慰は馬鹿みたいで、s○xは疲れるし面倒だと思ってました。
当時から、今のように男性ホルモン値が極端に低くかったのかどうかはわかりません。
そんなの調べる理由もなかったし、トランスなんて知識も無かったし、考えた事も無かったから。
性別移行する人がいる事を知っても、メディアで見る方はとても特殊な方々で、私には出来ない関わりのない世界だと思っていました。
でもね、自分の身体の男性器は大嫌いだし、なんとなく汚らしいと思っていたの。
とにかく性的な事は、「面倒を生み出す事」と捉えていたので、基本的になるべく避けるようにして生きていました。
こういうのってね、思春期だったり若い時って、男性の中で暮らしていると、やっぱり少数派なんですよね。
何かと言えば猥談だったり、女性の話ばかりする子が必ずいたから。
そういう雰囲気の中にいると私みたいな人は、なんか真面目でノリが悪いつまんない奴みたいな感じになっちゃう。
合コン行ったり、キャバクラ行ったり、風俗行ったりする子達…
友人達はそういう事をしていたげど、私は付き合いでもそういうの一切しないわけです。
だからなんかノリが悪いみたいな…
お酒も飲めないしね笑
そういう扱いで舐められないように生活するには、私自身が強くいるしかなかった。
強面だとね、そういうの含めて私生活にあんまり踏み込まれないんですよ。
踏み込まれそうになっても
「うるせえな」
で黙るわけです。
自分で言うのもなんですが、私はかなり優等生だったのに、友人は悪そうな子が多かったのは多分そういう風に生きていたせいかなーと思っています。
では、トランスし始めてみてからはどうでしょう。
女性に対する性交に対する感覚のベースは、いまでもあまり変わらないですから、やっぱり興味がありません。
勿論可愛い可愛いって愛でたくはなりますよ☺️
ただ、知識を得てトランスを考えるようになってからは、自分の性器に対する抵抗感とか嫌悪感みたいなものの理由というか正体がわかったので、「ああ、私、こうだったのは当たり前だったんだなー」って、スッと納得出来た感じはあります。
今はね、本来の自分の性表現ができるようになったし、身の周りは仕事を含めて女性ばかりになったし、性的な行為が第一にされるような年齢でもなくなって、人付き合いは以前より少し楽にはなりました。
けれど、自分の身体への嫌悪感は、やっぱりオペするまでは当たり前だけど残っていて…
それまではあんまり意識変わらないのかなって思っています。
男性的な身体部分に関しては、有ることが嫌だしみられるのも嫌です。
ただね、女性には求愛されなくなったし、男性には求愛されるようになったのが大きな違いなんです。
これは、バイナリーな私にとって、凄く心理的には生きやすくなった点です。
求められる相手が男性に変わったので、以前より欲求というか、欲はある感じ。
ただ、身体に男性の部分がまだあるので、やっぱり素直に受け入れるのは、まだとても恥ずかしいし、難しいです。
更に肉体的にはちょっと危険になってしまって、恐怖心を持つようになった点でもありますけど😢
まあね、オペして自分の身体への嫌悪感が軽減されたとして、そのときに需要あるの?って話もありますが…
それでもね、需要のある無しはともかく、女性で暮らすようになってわかった事は、私はアセクシュアルではないんだな〜と言うこと。
少し欲があることがわかったから。
男性で暮らしている間は、アセクシュアルが1番近いかなーって思っていたんですけどね。
そしてね、多分オペ自体が私自身に少し自信が持てるようにしてくれるのは間違いないから、頑張ってそこに向けてRLEをこのまま積みながら、生きて行こうと思います。