この歳にして、今までは無かった感情について、わかって来たことがあります。
何だろう…
ひとつは、所謂嫉妬という感情だと思うのですが🤔
私ね、色々圧し殺して生きてきたせいか、これまで生きてきた中で、あまり激情したことは無く、怒りに震えた事も殆ど無いんです。
何と言うか、努めて淡々と振る舞って生きていくことを、自分でも良しとしていました。
だから人に怒ったことも殆どありません。
以前書きましたが、例えば恋愛に関して言えば、大学生の時に私の事をある程度理解した上で、私と付き合う事を希望してくれた女性がいました。
当時私は留学に行く時に、その付き合っていた女性に向かって
「留学で居ない間に他に好きな人が出来たらそれで良いからね。頑張って待たなくて良いんだよ」
と、わざわざ告げてから留学したんです。
「そんなのありえないよ」
って彼女には言われたけど、私は5年以上日本を離れるつもりだったから、本当にそれはそれで構わないって思っていました。
それに、多分待つのは無理だよって思っていたんです。
私を待つことで、彼女の貴重な若い時間を奪ってしまうのでは?とも思っていました。
友人達からは、あんまり可哀想な事を言ってやるなと窘められたような記憶があります。
でも、本当にそう思っていたので、実際に相手が私から離れた時も、まぁそうだよねって、特に悲しむ事も無かろうって思って、取り乱す事もなく受け入れていました。
待っていてくれなんて、エゴだよねって思っていたんです。
片思いをしていた相手が男性の場合だと、その人の彼女が羨ましかったり、自分の性別を呪ってソワソワしたことは、勿論あったけれど
「ああ、私があんなふうに恋愛対象になれる存在だったら良いのに…」
と強く思っても、嫉妬まで行く前に自分の感情を諦めていたんです。
まぁ私じゃ無理だよねって。
私は聞き分けが良い子でしたからね笑
当時は相手が男性だと、トラウマもあって、自分の気持ちを表出することは出来なくなっていたのもあります。
どうやって自分の気持ちを押しつぶすか
それしか考えて無かったから、誰かに嫉妬する余裕なんて無かったんです。
この人良いな〜って思う相手が女性の場合はね、なんか私自身には強烈な欲求は無かったから、相手からのアプローチを何となく受け入れて上手くいったり、何か上手くいかない事があっても、まぁ淡々とした状態でいることが出来たんです。
相手の事は勿論大事なんだけど、執着はしない感じ?
だから羨ましいな〜って思う事は、勿論たまにあったけれど、色々なものに対して強い欲求が、あんまり私の中には無かったから、凄く胸がソワソワするような事は、これまで無かったんです。
色々望んじゃいけない。
出来る限りひっそり生きるしかないって思ってた。
でもね、進み始めてからは、男性にアプローチされることがとても増えてきて…
それ自体はとても嬉しかったんです。
でもね、なんか私に沢山のアプローチをしてくれた方々の中に、他の方にも可愛い可愛いって言ってたり、ちょっと含みのある会話をしてたりする人がいるのを見たりして…
なんかモヤモヤしまして😵💫
あーあーあー!もう!聞きたくない、見たくないっ!
も〜誰でも良いわけね!この人😵
ってなるわけです。
今までは人に執着するつもりは無かったし、全然しなかったんですけど…
なんか今はこういう複雑な感情が湧き上がる時がちょいちょいあるんです。
何でかな…相手が男性中心に変わったからなのかな🤔
こういう気持ちになると、あんまり経験したことの無い感情を持つ自分自身に、少し戸惑ってしまいます。
多分ね、私がバイナリーなトランスジェンダーなので、相手によって感じ方が違うのかも知れません。
第63回目で少し書きましたが、性的な事もある程度受け入れる気持ちが出来た事で、相手の気持ちを私自身も以前より受けとめられるようになり、結果少し独占欲じゃないですけど、相手にとっての特別でありたいような感情が芽生えたりするのかな〜って思います。
でもね、今までの生きてきた経験があるから
「きぃぃぃいい!」
ってなっても
「いやいやいや、ちょっと落ち着こう自分。
こういうのって良くないよね。
嫉妬心とかマジ怖いんですけど…こういうのは表に出しちゃ駄目駄目駄目!しっかりしなさい自分!」
って立ち直りと言うか、冷静になる事は出来るのです。
立ち直れるんだけと、この「きぃぃぃいい!」ってなる感情自体が、私には今まであまり無かった事だから、周囲に迷惑をかけないように、言動や態度に気をつけないとね。
人を呪わば穴二つ
なのですから
負の感情はいらんですよ🥶