雨桐悠生 雨さんの軌跡 (女性として生きる事を選択した人の奇跡)

半世紀過ぎてからGIDでMTFだと診断された人です。化粧品のアンバサダーモデルもやってたりします(*´∀`*)

MTF日記(149回目) クロスドレッサー(女装)とトランスジェンダー

今回の表題は、世間一般は勿論、当事者間でも解像度に疑念があり、ずっとあまり言及したくないと思っていた話題なんですが、まぁ最近も思うところがあるようなものを見たので、少しだけ私見を書いておきます。

これは私の個人的な知識と感覚なので、不快に思ってしまった方がいらしたらごめんなさい。


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難しい話よね

 

所謂クロスドレッサーって、言葉の意味する分類の切り取り方自体がトランス女性とは全然違う分類のものではあるんですが、色々なポストを見ていると、なかなか知らない人も多いんじゃないかなーと感じています。

 

クロスドレッサートランスジェンダーではないんだけど、トランスジェンダークロスドレッサーになり得るし、クロスドレッサートランスジェンダーになり得るの。

わかるかな?笑

もう少し分かりやすく書いてみると、クロスドレッサーって言うのは性表現を表す言葉であって、性自認性的志向を表さないって事。

対してレズビアンやゲイは性的志向を表す言葉だし、トランスジェンダー性自認に関する言葉です。

分類ではあるけれど、何の分類か切り口自体が全く異なるんですよね。

切り口自体が違うので、当然重なった分類になる方がいます。

トランスジェンダーでありゲイでもあるとか、クロスドレッサーでありゲイであるとか、まぁそういった重なり方です。

 

だから、個人的にはやっぱりグラデーションがあると思っていて、クロスドレッサーの中にはトランス予備軍だったり、トランスジェンダーの卵みたいな人も、少ないかも知れないけれど、ちょびっと含まれているはずだと思います。

これね、居てもちょびっとなんだけど、ここを混同する勢いの人が、非常に多く見受けられるんですよね…

だから、もう少し書いてみましょう。

 

実際にね、以前書いた事がありますが、私自身の認識とは別に、客観的に見れば所謂【女装さん】って呼ばれていた時期が、私にも数ヶ月ですがあります。

私自身も、他の表現を良く知らなかったり、言葉の解像度が低くて、自ら異性装を自称していたくらい🤔

どういう時期を指してそう言っているのかって言うと、仕事やなんかの一般的な社会生活の殆どの時間を、他者に男性として認識されていた時期に、プライベートの1部の時間は女性として過ごしていたような時期の事です。

界隈で言う、所謂【A面B面】がある。みたいな感じの時期ですね。


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男性で働いていた当時の仕事場で

 

私の場合はね、そういった時期って、中性を目指し始めてから始まった歩みの10年あまりのうち、GIDとして会社や友人にカミングアウトする直前までの、数ヶ月間のみでしたが、確かにそういった時期があったわけです。

 

そんなわけでちょっと解説してみると、クロスドレッサー(異性装者)はトランスジェンダーではない方が一般的です。(性自認に違和がない方が殆どで、性自認の不一致があるケースがレアケースとしてあるだけ)

クロスドレッサーの方の性指向は様々で、一般的なヘテロに加えてLGBといった性指向の方もいます。

だからね、クロスドレッサーである男装さん、女装さんはトランスジェンダーではないの。

トランスジェンダーでもある場合が、稀にあるというだけ。

それはクロスドレッサーではない方の中にもトランスジェンダーがいるのと同じことで、比率の問題です。

性自認の不一致も無くて、性指向も一般的な方が異性装者になったりするわけですね。

 

いったい何故?

 

ここまででそう思った方がいるだろう事が予測されますので、そういった方々の一般的に考えられる理由を書いてみます。

 

・単なる ファッションの嗜好、趣味
・「らしさ」のようなジェンダーバイアスからの解放や抵抗
・変身願望 コスプレ
・宗教儀式
・異性装による性的な興奮

 

こんな感じかな?

 

上記のどの動機も、私のようなトランスジェンダーには全く無い感覚なので、私の個人的な異性装者への解像度はこんな感じ😵‍💫

 

学んで知識を得てみると、前述した私の数ヶ月の状態は、こういう動機的な側面から考えて見ると、正確にはクロスドレッサーではない感じなんですが…

大枠での言葉による分類としては、クロスドレッサーと言えなくもない…のかな。

 

そういった時期が何故数ヶ月と短かったのかを今更考察してみると、これはやっぱり私の性格が一つの要因だったのかなーって思います。

 

ここからは私個人だけのケースデータのお話をしてみます。

みんなじゃないからね!笑

 

私は中性を目指していた時期にね、所謂異性装っていうものを、家の中で1度試した事があって…

でも1度だけで止めて、以後数年は中性を目指して、標榜して生きていたんですよね。

当時は前述したような言葉の定義さえ無かったり、曖昧だったりした時代なのもあるけれど、その当時時点の自分は、女性になることは外見的にも無理なんだ…という感想を、自分自身を見てみて結論付けていたわけです。

やってみて、素質もないんだな…って、自分の姿がとても悲しかったから😢

 

だからこの時は女性ではなくて中性を目指す事にしたんですよね。

まぁダイエットしたりボディメイクしたりスキンケアをしたり、言葉使いや所作も含めて。

なんと言いますか…

まぁ我ながら冷静と言うか真面目と言いますか、性違和がある状態での判断なのに、慎重な判断だったと思います。

勿論そのせいで、余計に苦しむ事もあったんですけど🥲

 

その後何年も経って、自分自身の外見を少し許せるようになってから、やっと少し女装してみるわけですが…

許せ始めた後もね、一時だけ女性として過ごして精神的安寧は感じていたけれど、また男性としての生活に戻る必要があるわけです。

それは私にとって、一時的にはとても安らげる時間が得られ、貴重な時間ではあったけれど…

同時に男性として過ごさなければならない時間に戻ることが、とても自身にとっては不自然だから、余計に苦しい時間でもあったんです。

知らなかった心の安寧を知ってしまったから。


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ご飯食べに来ただけだけど安寧なの

 

私は自分が男性では無いのだと意識した時から、女性として生まれたかったという思いと、そう生まれなかった事で男性でいようと努力して過ごす自分との対比で、過ごしてきた人生と自分のいる環境に絶望する思いで、かなりの期間苦しんできました。

 

だからって当時の私は、自分が女性になれるなんて全然思えなかったし願えなかったんです。

知識も無かったし、社会的にも私のようなタイプの人間が踏み出すには、社会のハードルが高すぎたと今でも思います。

そして、知識を得て時代が変化していき、社会環境が少しづつ変化したことが分かってきた後もね、今度は自分を客観視すれば歳をとりすぎていたと考えたし、自分が外見的にも男性的だと知っていたから、やっぱり踏み出すのは、私にとってなかなか難しかった。

だってそれまで、なんとか男性であるように、男性として暮らせるようにと、沢山努力していたんだから。

 

そういう現実の状況からね、病んでしまいそうな心を、パートタイムで異性装をする事で自分を慰めたり、精神のバランスをとってみようと試みて、性の同一性を外観や振る舞いからチャレンジして、自分の性違和を我慢していこうとしたけど…

私には苦しくて、長い間は無理だった。

だから数ヶ月で、ちゃんと進むしかないってなっていったんだろうと思います。

 

当時の私みたいな感じの理由でクロスドレッサーになって、その後私とは違って我慢し続けているタイプのクロスドレッサーって、多分中にはいると思うんですよね。

まぁ私はそれを受け入れ難くて、そうは出来なかったわけだから、これは私の想像でしかないんですけど…

凄く少ないかも知れないけれど、

でも多分いるんだと思うの。

環境が私よりも更に厳しかったとか、その人の性格的なものとかね。
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多分いるよねぇ

 

ずっと昔、最初中性を目指していた頃の私の場合はどうだったかというと、私のスタートは前述した感じ。

現実的に急に女性になれないし、かといって一時的に限られた環境下と限られた時間の中で、クロスドレッシングすることで女性として過ごす事がもし出来たなら、当時も心の安寧と開放をもたらしてくれたのかも知れない。

けれど、実際に1度試してみて、私自身が私の姿を認められない現実があったから、私にはクロスドレッサーと言う選択肢は当時無くて。

だから中性を目指して努力してはいたけれど、自分が悲しくて良く泣いてたな…

性別移行どころか、クロスドレッサーにもなれない自分の現状に打ちのめされてたの。

 

だからね、現実を極力壊さない形で自分を守る為には、どちらでもない真ん中でいるしか、生きる術はないって当時思っていたんです。

色々な知識も無かったの事も原因ではあったかも知れないけれど、私の当時の考えはこうだった。

 

そんな風に中性でいようとしていたから、日常的に中性的なファッションをしていて。

レディースを着てははいたけれど、ボーイッシュというか、まぁ中性的な格好にまとめて、ギリギリ男性としても通用するようなつもりで暮らしていた感じ。

人への対応もね、舐められないようにわざと凄く粗暴だったり、衝突するのを厭わない努力をしていたけれど、そういった事もやめました。

勿論外観だけでは無く、私は自己表現として自分が中性であるように、またそう見られるようにと意識して生活していました。

 

ところが…

中性を目指して外観が変わり生活も変わると、5〜6年かな?時間はかかったけれど、だんだんと私に対する周囲の認識が変わってくれました。

生活を続けるうちに

「女子力高い男性」

「女性的な人」

「どちらかわからないような人」

といった感じに、次第に変わっていったのです✨

だからその間ノンバイナリーを気取って中性を標榜することで、なんとか生き続けられていた感じ。

そんな期間が結構長かった。

 

パートタイム的に女性的な格好をするって言うことはね、私の場合はやってみたけれど、当時全然上手くいかなくて、やってはみたけれど全然可愛くならなかったし、残念な感じになったんですよね。

私は自分でそれが受け入れられなかった…

だから私の場合は中性を目指したのは、所謂妥協の産物だったんです。

 

それがね、中性を標榜して生きているうちに、意図せずにだんだんと、周囲から私への認識が前述したように変わっていきます。

そして遂に

「どっちかわからない人」

と認知をされるようになってくると、偶にプライベートてフェミニン寄りな格好をしても、以前のような自分を許せない感じが薄れていたんです。

普通にしていても、街での扱われ方が女性として扱われる形になっていって…。

良く間違われたから、それはそれで面倒でもあったの。

 

そんな状態だから所謂B面みたいな変化は、私には当時からあまり無かった感じ。

違いといえば「仕事ではメイクはしないけど、プライベートではナチュラルメイクはします。」

みたいな差で、着るものも変わらないしね。

フェミニン寄りと言っても、通勤もプライベートも私の手持ちに特別なものはなくて、着用する服自体は変わらないから、若干組み合わせだけが変わるくらい。

スカートは穿かないし、ワンピースも着ない。

そんな感じ。

 

暫くして、何も知識の無かった私が、意を決して進んだのは、周囲の私の認識が「どっちかわからない人」になった事も一因なんです。

普段周囲の判断が、どっちかわからない評価なら、頑張れば今なら異性装した自分が許せるんじゃないかって思ったんです。

そうして、実際にクロスドレッサーとして外に出る事で、少しだけ異性装界隈の人や性的マイノリティな方々とも知り合うようになって。

それからは、そういった方々と話す事で、色々異性装さんについての知識、トランスジェンダーについての知識をやっと得る事が出来たの。

 

知ってみるとね、私と女装さん達って全然感覚が違っていてね、考え方も進みたい先も、動機さえも私とは全く違っていて。

それを私は面白いな〜って思ったし、私が悲しくなったり苦しくなったりしないようにするには、トランスジェンダーとして進まなければならないんだなって考えた事を良く覚えています。

 

勿論ね、中性当時の私も、フェミニンな格好には憧れはあったし、可愛い格好もしてみたい気持ちが無くはなかったけれど、当時の私にとって重要な事は、日常の生活から全てにおいて、他者から私への認知が男性ではないように、中性的な人として捉えてもらえるようになって欲しいと思って努力していたから、社会的に男性としての暮らしを維持しながら、その先で「あのヒトどっちなのか分からないよね」

みたいなものになろうと頑張っていたんです。


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ノーメイクで2年くらい前

 

一時的に女性になるではなくて

どんな服を着ていようがメイクしていようがしていまいが、男性か女性か、どちらかわからない人になる

これがが私の当時の妥協した主題だった。

 

今考えるとね、所謂mtxのトランスジェンダーとして行動していた形なんですよね。

事実、知識がついてからですが、mtxを名乗ったりしていた時期もありました。

 

そういう社会的な認知が落ち着いてから、色々なきっかけを経て、改めて自問し始めるわけです。

 

私はこのままで良いのだろうか?

本当はどうなりたいのか?

どうあるのが私にとって1番自然なのか?

果たしてそれは私に可能か?

不可能なら諦めるのか?

今後どう生きてどう死ぬのか?

 

受診を考え始めた時は不安でいっぱいだったけれど、もし学会のガイドラインに沿って正攻法でいって診断が出なかったりしたとしても、それなりに自分でまた可能な対応を考えようと決めてはいたんですよね。

このときには医学的な事も含めて、沢山知識は得ていたし、後戻りするような決断じゃないから。


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だからね、私はGIDトランスジェンダーではあるけれど、女装家じゃない。

クロスドレッサーじゃないし、ましてや男の娘でもない。

ニューハーフでもないの。

ゲイでもないしレズビアンでもない。

けど、GIDであるしMTFでもある。

知らない人は混同するし、知るのは大変よね…

 

頑張って書いたけど、ちょっとわかりにくいかな🤔

まぁ、一緒くたにして混同してしまうと、当事者は勿論、周囲も色々な事を見誤ってしまう事をお伝えしたかったんです。

 

まぁまたいつか書きます😐

 

 

MTF日記(148回目) フィンクの危機モデルと少しの進展

先日、実家で母に言われた言葉で大分泣いたりしたのですが、今回はそのお話。

ちょっと連勤で色々あって、精神的疲労が溜まっているので、更新が遅くなってごめんなさい。


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ブルベ冬の肌フィルターかけてやった笑


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フィルターかける前笑

 

私ね、カミングアウトした後も、かなりの期間実家に行く時だけは、ある程度意識してメンズライクに寄せてから行っていたんですよね。


これはね、かなり前に最初に母にだけ、少しオブラートに包んだ感じで打ち明けた時に、取り合わない態度で嫌がられて罵られた体験があって、それからはなかなか、改めてもう一度ちゃんとカミングアウトする事も出来なくて…

だから中性でいようとしていた期間も、実家に行くときはなんと言いますか…

ちょっとラフな格好で行くようにしていたので、「小汚い」「もう少し小綺麗にしなさい」「オダギリジョーみたいだ」みたいな小言を言われてました笑

 

結局父が亡くなってから、ようやく受診を決めて…受診し始めてから、再度母にちゃんと話す勇気が出たんですよね。

で、この時も泣かれて罵られて…

少し母が落ち着いてからやっとある程度話せたんですが、母からは

「嫌だ」「みっともない」「病気なのか」「よく考えろ」「自慢の息子なのに」

みたいな言葉を浴びせられて泣いて帰ったけれど、結局父に打ち明けられなかった事もあるし、後悔しないようにちゃんとしよう、諦めずに頑張ろうって思ったんです。

兄にも結構酷い言われようでしたしね…



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まだ受診さえ考える知識が無かった頃

 

でもね、ずっと悩んで凄く悩んで、折角自分に正直に生きる事をやっとの思いで決めたのだから、家族と断絶するんじゃなくちゃんと家族のまま、積極的じゃなくても認めてもらえるようになって進みたいって考えたんです。

家族は家族だしね。

幸いその後、家族以外はそんな否定的な人はいなかったのも、そう思えた原因かもしれません。

だからね、実家には時間をかけて納得してもらえるように頑張ろうって決めたんです。

 

受診し始めた頃ってね、メンズ用の私服なんて2着くらいしか残っていなかったし、日常の殆どの時間で、男性として扱われなくなってきていたから、実家に行くときは母を刺激しないように、ある程度メンズライクにみえるようにというか…

一歩後退した形の中性的にみえるように意識していました。


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初受診くらいの頃

カウンセリングで泣いた後かも笑

 

仕事も名前も含め、社会的にも全面的に女性として暮らすようになってからも、実家に行くときだけは少し気を使っていて…

・メイクはしない

・髪は縛る

・胸のラインが出にくいものを着る

みたいな感じで、着合わせも出来るだけフェミニンな雰囲気にならないように意識していたんです。

 

それをね、この1年あまりで、

眉は描いて行ってみる

ラインは出る服だけど1枚羽織って目立たなくする

下地だけ塗ってみる

 

みたいな感じで、小言言われながらも、ちょっとずつちょっとずつ慣れてもらうつもりで変化させてきたんです。

私月に3度〜5度は実家に行きますから、本当に少しずつ。

 

本当に普段メイクなんかも何も気にせず行くようになったのは、昨秋くらいからですかね?

本当に最近の事なんです。


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あまり気を使わなくなって来たのは、このあたりからですかね。

 

まぁメイクに関しては、最近は仕事場でも逆に簡素化してきてたりしますが…夜勤多いですからね笑

 

そんなわけで、今は普通に仕事上がりそのままに実家行ったりしているんです。

先日母に

「猫の餌を貰ったからヤル」

と言われ行った時の会話

 

私◯「こんばんは。来ましたよ。」

母☆「お、カッコイイじゃん。」

◯「そう?普通に通勤着ですけど。」

☆「なかなか良いよ。中に赤とかワンポイント入れても良いけど、まぁ普段着なら良いか。」

◯「お母さん程お洒落には無理ですよ。そんなセンスも無いし。」

☆「いや、お前なかなか良いよ。私の子だからね!」

◯「兄は…」

☆「アレはパパの子だから!」

◯「ヒドイ笑」

☆「今日もお化粧してんの?」

◯「ああ、今日は下地やら塗ってます。日勤でしたから。気になりますか?」

☆「いや、なんか肌綺麗だなーと思って。」

◯「トーンアップしてるから?肌は綺麗じゃないですよ…若い頃のニキビ痕もあるし」 

☆「お前は元々色が白いんだから大丈夫だよ。

睫毛も長いしね。」

◯「睫毛は遺伝に感謝ですね笑」

☆「そんで、今日はすぐ帰るのかい?」

◯「何か買い物行きたいとかなら回りますよ。

連勤の頭だから、何も無ければ今日は帰ります。」

☆「なんだ、寂しいね。」

◯「呼ばれればすぐ来るじゃないですか笑」

☆「そうだけどさ、まぁまたおいでよ。」

◯「はい、じゃあコレ貰っていきます。ありがとう。」

☆「またおいで。」

 

その後、先日母に

「近所の人に沢山野菜を貰ったから取りにこい」

と呼び出されて行った時の会話

私◯「こんばんはー」

母☆「◯◯か、お兄ちゃん来てるよ」

◯「あら、お兄ちゃんお久しぶりです。」

兄◆「お、◯◯久しぶり!」

☆「お前そのメガネ可愛いね。よく似合う。

ねえ?◆◆」

◯「そお?ありがとう。」

◆「そうだね。よく似合ってる。」

◯「フフ、ありがとう。仕事用、運転用別に用意してるんです🤭」

☆「嬉しそうに笑って笑

コート脱いで、ほらマフラーも。

タツに入んなさい。今日はすぐ帰るのかい?」

◯「明日は日勤で朝からだけど、お兄ちゃんもいるし少しはいますよ。」

☆「じゃあご飯食べていくか?今出てるつまんないおかずしかないけど。」

◯「ありがとう。つまんなくないですよ。

有るなら食べます。」

☆「お前、きんぴらとかこういうの昔から好きだからね笑

冷凍してたご飯解凍してやるから。

あと…なんか肉溶かして焼いてやろうか?」

◯「いいですよ…そんなに食べられないし。」

☆「あ!ウインナーあるよ。あとあれだ、干物貰ったんだ。」

◯「いいってば。そんな食べられないって。年末の健康診断で3キロ太ってたんだから笑」

☆「そうは見えないけど。」

◯「まぁ少し戻したから。だから要らないですよ。」

◆「そうそう◯◯、こないだやったサプリはどう?実感あるかい?」

◯「正直…実感あるかも!

私はサプリ全般に対して医学的見地から懐疑的なんですけど…

プラセボなのかもしれないけど今のところとても良いです。ありがとう。」

◆「そうだろ?うちの▼ちゃんもそう言ってるし、俺もそう感じてるからさ。」

◯「あーやっぱりお義姉さんも。なんかね、肌のケアをサボった日にもあんまり酷くならないと言うか…肌の調子悪い日が減った感じ?」

◆「そう言ってもらえると嬉しいね。」

☆「◯◯は夜勤やったりして忙しいからね。」

◯「夜勤は結構肌はボロボロになるんだけど、お陰さまで最近肌褒められたりしますよ。」

◆「良かったならまたやるよ。」

◯「本当?ヤッター!ありがとう!良かったから買おうかなーと思って調べたら、私が買える値段じゃなかったから。」

☆「ちゃっかりしてんね笑」

◯「お母さんやお兄ちゃんと経済力が違うんですよ。」

☆「お前が1番忙しそうなのに、余裕なくて可哀想だねぇ」

◯「言い方…まぁお兄ちゃん達と違って子供いるわけじゃないから大丈夫ですよ。」

◆「◯◯は自分で考えてるから、お母さんそんな心配いらないよ笑

良かったなら宣伝してあげて笑」

◯「そうだね、興味がありそうな人に紹介してみます。

お母さんね、私は余裕も資産も無いけど死ぬまで働くから大丈夫ですよ。

元々安心な老後のある世代じゃないですから笑

まぁお母さんは、お父さんもいないのだし、自分の事だけを考えて楽しく生きて下さい。」

☆「そうかい。まあね…しかしアレだね…」

◯「?」

◆「?」

☆「お前はまるっきり女の子なんだね。まぁわかったよ。」

◯「そう、だね。」

☆「見た目もそうだけどさ、なんかまじまじと見てて、まるっきり女の子だなってそう思ったよ。」

◆「良いじゃん。」

☆「なんかさ、改めてそう思ったんだよ。

まぁ■(次男)みたいなデブよりずっと良いし笑」

◯「言い方…」

☆「ごめんよ。しかしなんでアイツのとこは一家であんな太ってんのかね?」

◯「まぁ食べ物でしょう。」

◆「量もかな。やっぱり量を食ってるんですよ。」

☆「そうだね、結構言ってるんだけどね。

困ったもんだねぇ」


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普通なのになんだか泣いちゃった💦

 

なんかね、ちょっとした普通の会話だし、特に沢山認められたわけじゃないんだけど…

昔は母からはね

「気持ち悪い。折角男前に産んでやったのに」

「女っぽすぎる」

「もっと男らしくできないのか」

みたいなことばかり言われてきていて

「兄にも「あいつの女装やめさせた方が良い」って言われたんだ」

とか言われてね…

私自身も昔は、「女装じゃないんです」って言えるような自信も根拠もなくて…

その場では我慢していたけど、帰ってから大泣きしたりしてね笑

ずっとそういう日々だった。

 

だからね、今みたいな会話や扱われ方は、それはそれで嬉しくて泣けるみたいな感じでね笑

 

私の想像ではね、時間をかければフィンクの危機モデルみたいに受容されていかないかなって言う感じだったんですけど、正にそういう経過なんじゃないかなって思っています。

だからね、やっとここまで来れたんだなーって、感慨深いものが有るのかもしれません。


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えいえいおーっ!

 

よくカミングアウトの最初から、両親や家族に応援してもらえているGIDの方の話を見て、私も、自身との違いに打ちのめされたりもしたけど…

私みたいな人もいるはずだから、諦めずに頑張ろうね。

MTF日記(147回目) 仕事とセクハラ等のハラスメントについて

今日は私の仕事とセクハラについて、最近感じていることを少し書いてみます。

 

本当はね、最初有名人の性加害に関わるニュースが多いので、ちょっと私見を書きたいなって思ったのだけれど…

書くことは書いたんですが、具体的な性加害の話になると、私はまだまだ、あまり冷静ではいられなくなってしまうので、自分で読み返して確認してみて、やっぱり感情的だなって思ったので消してしまいました。


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消しちゃおっと

 

そんなわけで、今回のお話

実は、ここ1年あまり頻繁にショートステイを利用されていた80代の超セクハラおじいちゃんが、最近亡くなられて来なくなったんです。

とても迷惑ではあったけれど、やっぱりずっと看てきた人が亡くなるのは寂しくもあるし、ちょっとホッとした部分もあったりね。

だから患者さんや利用者さん、先生なんかからのセクハラとか、私達のような職種におけるハラスメントについての捉え方みたいなものを、ちょっと書いてみようと思います。


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ヤンノカコラー!😡

 

看護師をしているとね、結構日常的にセクハラにあいます。

処置や介助していると、身体が近づいたり密着したりするので、まぁお触りなんていうのは日常茶飯事なんです。

 

今は高齢者施設で働いているので、まぁこういう方は殆どがおじいちゃん。

認知症だったりするので、中には欲望のままに結構凄い勢いで、色んなところをまさぐろうとするような人もいます。

胸やお尻を触るなんて当たり前でね、なんなら掴む、揉む、服の中に手を入れてくる。

マスク剥ぎ取ってチュウしてくるとかも🥶

最近亡くなられた方はそんな人で、首元に吸い付かれた事もあったり。


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アンタホントにグーでぶつよ?

 

面白いのはね、こういう方々って色々分からなくなっているのに、する相手を選ぶんですよ…

そして名前さえ覚えられないのに、何故だか顔は覚えていて、人目がある時は口説こうとしたり、時には顔さえ覚えていないのに、はじめましての感じで、繰り返し口説いてきたり触ってきたりするんです。「遺産全部貴女に!」みたいな笑

まぁ、何かが好みなんでしょうね…

 

こういうのって、介護士さんなんかにもあるあるだと思います。

まぁ相手は超高齢者だったり、認知症だったりだから強くは怒れないし、なんなら刑法的にも罪に問い難いし…

 

まぁ対処としては、男性職員に対応を交代したり、あまり被害にあわない方に交代したり、必ず複数で対応したり、ナースコールで助けてもらったりと色々なんですが…

高齢者施設だと、看護師って30対1とか50対1、夜勤なんかだと100対1みたいになることもあるので、なかなか対策が難しい事もあるんです。

うちの場合だと、男性看護師が夜勤パートに1人いるだけですしね😖

 

病院にいた時はね、ICUだったので若い患者さんもいなくは無かったんですが、実際のお話をしますと…

まぁ若い患者さんでも、認知症じゃない患者さんでも、お触りするような人って、まずまずいるんです。

偶然を装ったりして、そうはならんやろ!って言う動きで当ててくるとかね。

まぁほぼ痴漢です😡

 

病院では今の施設と違ってスタッフも多いし、セクハラに関しては今より対策はし易いのだけれど…まぁペイシェントハラスメントって暴力だったりセクハラだけじゃないですからね😢

無理な要求されて怒鳴られるなんて良くある事で、まぁ結構暴力もあります。

この辺は施設も同じです。

 

実情はこんな感じなんですが、前段が長くなりましが、今回書こうと思ったのは、こういう行為に対して、私がどんな心情で働いているのかって言うお話です。


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雪予報で憂鬱…リモート出来ないからね。

 

私達のお仕事ってね、患者さんや利用者さん、入居者さんは勿論、ご家族とのコミュニケーションだっ
たり、勿論ドクターや他のコメディカルの方々薬剤師さんや技師さん、助手さんや介護さん、ケアマネやソーシャルワーカーさん、クラークさんや事務さんとかね、勿論看護師どうしや上司も含めて、毎日色んな人と関わる仕事だから、色々な相手とのコミュニケーションの中で、やっぱりお互いにハラスメントに当たるような事は、全く無くはないです。

それはね、注意し合ったり話し合ったり出来るのだけれど、患者さんや利用者さんに対しては、なかなかそうもいかないこともあります。

 

病気だから

判断力がないから

 

だからって全て我慢するわけではないし、前述したような対策したりはするけれど、正直、ある程度は諦めている部分はあります。

どんな人かは、最初はわからないし💦

 

ただ、若い人みたいな、高齢者じゃない判断力のある方なんかには、少し文句も言うし、態度や対応も含めて、ある程度は厳しく対応するようにしています。

だから止めて下さいね😟

 

こういうのってね、他の国の話を聞いても勿論有ることは有るんだけど…

痴漢と同じで、悲しい事に日本では凄く多いんです。

これってね、私の年代でも頷ける事があって、若い人は信じられないかもしれないけれど、私の知っている今から30年くらい前でさえ、会社でお尻一撫でするような輩がいて、しかも捕まらなかったし、女性の目の前で、当人の胸やお尻の形に口を出して表現するような輩っていたんです。

パワハラもね、職人さんよろしくじゃないけど、暴力は普通に有ったし、教育でも体罰なんて普通だったの。

本当にそんなに昔の話じゃないんです。

そして、この国の人口の半数以上が50代以上になろうとしているこの国では、未だにそういうのが当たり前とか許されるとか、或いは大したことじゃないって考える輩がいるんです。

そうやって過ごしてきてしまっているから。

 

当時から私はそういうのが凄く嫌でね、まぁこういう風だから、性に対する欲求みたいなのものが無かったせいか、家の教育のせいかわからないけれど、そういうのを見かけると凄く反発して、偉い人と揉めたりしていました。


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本当に最近寒いから早く暖かくなって欲しい…

 

昔は私、男性で暮らしていたでしょ?

だから私がそういうの見かけて文句言って揉めたりしても

「まぁまぁ、お前も男なんだからわかるだろ?」とか(わかんねー)

「お?なんだ?正義の味方か?」(んじゃ貴様は悪人じゃん)とか

「青いなー」(歳とったからってそうはならんやろ)とか

言い放つ輩が沢山いてね、余計に揉めて()内みたいな事を私も言って、会社辞めたりもしたんですよね。

 

当時、私は性別移行に関する知識も無かったし、する制度もない時代で、移行出来るとも思ってもいなかったんだけれど…同性として生きなければならない自分がいて、余計に腹が立ったんですよね。

こんなのと同じにされたくないって強く思ってた。


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お疲れの夜勤明け

 

私は20代の頃は男性で暮らしていたわけですけど、それでも当時、電車で痴漢に遭ったり、街中や道端でナンパされたりはしていて…

それは私にとってはとても嫌なことだったんです。

ただね、当時は抗える身体能力はあったから、嫌悪感は今と変わらなくても、恐怖感は今とは比較にならない感じだったんですよね。

まぁ抗えるというよりは逃げていましたけど☹️

その変わり性的なこと以外で、ムカつく!みたいなよくわからない理由で集団から暴力にあうような事もあったりもして…

 

今はそういう意味では、ハラスメントの意識も広がりつつあるし、女性蔑視も少しづつ改善されつつあって、社会的な環境は少し良くなっているけれど、まだまだアップデート出来ない人間も沢山いる感じ。

少しづつ法的な整備もされているけれど、まだまだ意識も文化も家夫長的な面が残っている人もいるのが現状で。

本当にくだらなくて嫌になりますね。


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相手にはしないし、無駄だから説明はしないの

 

まぁ、ジェンダーギャップや、LGBTに関しても同じような感じで、まだまだ道半ばな国だとは思いますが、私が死んだ後だとしても、だんだんと社会が成熟していくと良いなーって願っています。

 

…ああ…

ちょっとダルい反発受けたりして、私も感情的になるかもしれない話題になりそうなので、社会的な状況に関してはこれくらいで止めておきますね。

 

とにかくね、この話の発端になっている超セクハラおじいちゃんに関しては、襲われたり色々な被害にあったけれど…おじいちゃんは私が大好きだったみたいだし、悪びれないところが頭に来る事はあったけど、どこか憎めないような人でもあったから、ご家族から亡くなられたと連絡があった時は、なんとなく寂しかったし、ご家族が生前のお礼に来て下さって、私についてお礼と謝罪を言われた時は、なんか頑張って良かったなって思えたんですよね。

 

まぁ…今はまた別のタイプの超セクハラおじいちゃんが来てますけどね…🫤

MTF日記(146回目) 体型の変化について

前回は、美醜について私の思いを、FFSやなんかの話を含めてちょっとしたので、今回は現時点で私が感じている体型やなんかの悩みや考え方について、少し書いてみます。

多分気にされている方も多いと思いますので。


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どすこいどすこ〜い♪

 

私の知る限り、トランスジェンダーの方は、わりとご自身の体格について、やっぱり多少気にされている方が多いように思います。

まぁ、移行して普通に暮らしていて、目に入る部分ですからね💦

「思いますって、お前さん気にしてないのかい?」と言われれば、私は性違和があるわけですから、勿論ずっと自分の身体は好きじゃないし、特に移行を考えてからは凄く気にしていました。

 

一般的なイメージとしては男性の体型ってY字型、女性の体型はX字型みたいな感じ?ですよね。

特徴的なところでは胸郭のサイズや広がり方、骨盤の形等に違いがあります。

(男性のビール腹みたいなのもそうですね)

これは私も結構気にして、服装や姿勢については昔は良く考えていたし、今も当時程では無いけれど、ちょっと気にして考えてはいます。

 

頭蓋骨や鎖骨、指、大腿骨なんかにも平均的な違いはあるんですが、個人差の方が大きいので、こちらは特徴的な部分に比べると、そこまで気にしてはいなかったかな。

優先度の問題でもあるかもしれません。

必要充分条件みたいな差かな?

 

治療を始めてからも、社会的に移行してからも、体型的なコンプレックスはやっぱりずっと持っていて。

まあ体型的なコンプレックスって、トランスに関してだけじゃないわけですからね😅

脚が短いとか☹️

 

いずれにしても、骨格って努力であまり変わらないから、酷く落ち込んだりすることは私も勿論あります。


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アッチョンブリケ

 

それでも体型はね、努力でちょっと変えられるし、服装やパッドで補正も出来ますから、ある程度解消できるんじゃないかなって、今は昔に比べると楽観しています。

これは生活している中での実感も含めての感想😌

 

まぁでも普通に体型について悩みはあるわけで…

ちょっと私自身についてのコンプレックスを書いてみると

 

まずまずある肩幅

骨格がしっかりしている為、体に厚みがある

爪が丸い(細長くない)

指が短い

掌や足の裏の幅が広い

 

胸が小ぶりである

骨盤が小さめ

必然的に括れが少な目

 

みたいな感じ💦

特に下2つは、結構気にされる方がいるかもですね。


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服でカバー?出来てる??

 

あと、私にはそれほど当てはまらないけど、MTFさんで良く聞くのは

背が高い(180あるとか?)

顔、掌、足が大きい

みたいな、根本的なサイズに関するものでしょうか。

 

FTMさんだと逆に

背が低い

骨盤が大きい

手足が小さい

みたいな小柄な事に関する感じ。

まぁこちらも、筋トレや服装の選び方である程度解消できるんじゃないかなって想像しています。

 

服や靴に関しては、私は特に無いんですが、入らないとか余り過ぎるとかが悩みで、サイズの問題がある人もいるのな?と理解しています。

 

で、まぁ私の実生活で実際どうかと言うと…

まぁだいたいのコンプレックスがそうですが、自分が悲観するよりは大丈夫?な感じ。

まぁ服を着ているし、お出かけの時稀にですが体型補正もするし、まぁ個人差を凌駕するような劣等感は、私の場合あまり感じないで済んでいます。

ポジティブ過ぎる?笑

 

自分で見るとね、やっぱり落ち込んだり、がっかりしたりね、自分の残念な部分が目について悲しいんですけど…

実際に職場ではお尻が大きいとか、安産型とか(そんなに大きくないはずなんです💦)言われるし、ウエストも細い(そんな細くないです💦)って言われるし、指が短かったり掌や足幅が広いのが嫌だけど、手足が小さいって言われるし…

まぁ人の感じ方って、自分の感覚と異なる事が沢山あって色々なんです。

実際に痴漢被害やセクハラ被害にあう時も、触られるのはお尻が多いし、視線の確認出来る時や言葉のセクハラは胸元が多い。

という事は、コンプレックス解消出来るような体型にもしなれたとしたら…

多分それはそれで、被害はこれまでの私の数倍とか、想像もしたくない事態になるかも😰

そう考えると、程々が良いのかなって思いなおして、落ち込みから立ち直ったり🤔

我ながらしょーもないですが笑

 

体型ってね、例えば凄く太っちゃえば男女差って殆ど無くなっちゃうんですよ。

トランスのバス度みたいな事だけを気にするなら、mtfでもftmでも太っちゃえば色々楽だとは思います。

界隈ではデ◯パスって言ったりするみたい😟

筋トレしたり食事制限したりしなくて良いし、オペとか外科的な事もあんまり要らないしね。

 

でも私はそれは嫌なの。

勿論太るのは健康の問題もあるし、やっぱり少しでも普通でいられるように頑張りたいかな。

私はダイエットから始めたから、昔に戻る恐怖感があるから…


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痩せてないのにタイトな服は意外と好きです😂

 

だから、もっとしなやかな体型になりたいし、男女差が個人差以内に埋められるように努力は続けます。

ただ、骨を削ったり抜いたり、何かを入れたりは嫌でね、やっぱり健康も気になるし、自然や普通みたいなことも考えちゃう。

 

だから私の場合は、ダイエットは成功してからも食事制限は続けているし、大臀筋や胸筋は筋トレしたり、他はなるべく鍛わらないようにしたりして、可能な範囲で続けている感じです。


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万年ダイエット頑張る!

 

多分ね、骨格自体はそう変わらないし、そもそも体型は私の歳だと色々崩れている方が普通なんです。

だから私は、体型そのものより、姿勢や歩き方、身振り手振りなんかの方が、大事なんだと思っているので、今後もこんな感じで頑張っていくつもりです。

 

MTF日記(145回目) 美醜とか整形とか

1月は岩手に行く為に休暇とったりしていたので、前後のシフトがキツかったり、感染症クラスターが職場であったりして、ちょっとお疲れ気味の雨です。

仕事ばかりしていると、あんまりトピックがないんですが、それでもこの記録については、なんとなく最低でも週1くらいでは更新したいなーと思っています。

 

今回は表題の、ちょっと言及し辛い話について、個人的なお話を書いてみようと思います。


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ハイハイ肩がガンダム😵‍💫

 

美醜ってね、感覚自体が凄く千差万別で、時代であったり国や文化が違うだけで全く変わってしまうものですよね。

正直ね、私自身は人に評価されるのはやっぱり苦手だし、人を評価するのはもっと嫌です。

 

自分自身について言うと、その歳で何言ってんだ?って言われそうだけど…

うん…自分が可愛くないのは知ってる。

昔から良く知っているの。

でもね、如何に自分が可愛くないと知っていても、やっぱり可能な限り綺麗でいたいし、可愛くいたいなって思ってしまいます。

 

だから何年もかけて、食事制限したりしてダイエットも頑張ってきたし、脱毛したりエステ行ったりもするし、メイクもファッションも好きだし、髪でも肌でもケアは頑張るし、美容や身だしなみに関しては、やっぱり私なりに気にしちゃう。

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ノーメイクでフェイシャルエステにて

 

でもね、気になるのは自分の事であって、他人の事はあんまり気にならないというか…気にしないようにしています。

それぞれ好きな形ってあるだろうし、私なんかが口を挟む理由は何一つないですからね💦

 

自分自身について考えてみるときの指標は、周りから見てどうかはあんまり重要じゃなくて、自分が自分を許せるか?自分を好きでいられるか?

だと基本的には考えています。

 

ただ、実際にどうかを省みてみると、これまで書いてきた通り、私自身は実際には周りにある程度合わせて生きてきていて…

これは自分を許せるかって言う部分に繋がるんですけど、奇異な人である自分っていうのはやっぱりあんまり好きじゃないんです。

だからね、突飛な格好はあまりしないというか、出来ないのは性格もあると思うんです。

(勿論奇異な格好をしたいわけでもないんですが)

みんな着たい服を着たり、したいスタイルで生きたら良いよって思ってはいるけれど、自分自身はやっぱりあんまり目立ちたくないし、置かれた環境の中で、特異な印象は持たれたくないんですよ。


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お友達といられる普通が幸せ

 

多分こういうのって、私に普通に生きられる事への憧れがあるからだと考えています。

 

FFSって皆さんはご存知でしょうか?

Facial Feminization Surgery 訳すると顔女性化手術。

所謂整形手術ですね。

SRS、声と喉仏の手術、FFSあたりが、性別移行をされる方が行っている外科的療法なのではないかなって思います。

内科的な治療がHRTになりますね。

 

私はね、今のところFFS、美容整形をする計画はしていないです。

資金的にも日程的にも大変だし、そもそもSRS優先だし、そんな余裕ないよーっていうのが本質ではあるんですが…

それを差し引いても、ちょっと整形には個人的に抵抗感があるんですよね。

 

まず、1点は個人的に美容医療業界を然程信用していないというのがあって。

私は医療者ですが、疾患を治療するのとは違って、顧客満足度の観点の比重がとても大き過ぎて、目指すところが生存や健康ではないよっていうのが、一般的な各科や病棟と、とても違う分野だと考えていて…

なかなかEBMみたいなものが確立し辛い分野であると思うんですよね。

個人の幸福感って個人の価値観によるところが大きいので。

それ故に、非常にエビデンスの乏しい新しいものが流行したりまかり通ったりしているイメージ…

非常に私個人の偏見もあるとは思いますが、基本的にはそんな風にみています。

 

もう1点は私の価値観で、古いのかもしれませんが、私が大好きだった父に似ている事、私の尊敬する母にも似ている事。

綺麗にはなりたいし、もっと可愛らしく生まれたかったなーって私も考える事は沢山あるけれど…

父や母に似ている私を嫌いにはなれないみたいな部分があって。

 

まぁ、歳も歳だし、容姿だけで生きていられるような年齢でもないし、社会的に生きていくのに重要な事が別にあるよって言うこともあります。


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それでも私なりには、少しでも可愛くいたいんですけどね😣

 

そんなわけで、美容整形について興味はあるけれど、する予定は今のところFFS含めて無いと言えます。

 

それでも自分を許せるかと問えば、やっぱりSRSに関しては絶対するとしか言えないんですけど。

これは美醜とはまた別の話だから。

 

美醜って本当に難しいですよね。

私からみて、美しい人や可愛らしい人って沢山いてね、勿論そんなでもないなーって感じる人も、多くはないけどいなくはないわけで。

ファッションに関してもカッコイイなーとか、綺麗だなーとか、なんとなく感じ良いなーって感じる人は沢山いて、対してちょっとこう、そうなっちゃう?って感じる人もいなくはないです。

でもそれは私の感性であって、スタイリストさんだったり、ファッションデザイナーの選択でも、私から見たら何が良いのかさっぱりわからなかったりね笑

絵画なんかと同じで、人によって価値が違うから、本当に難しいと思います。


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まぁ仕事ばかりしてますが…

 

趣味とかもそうだけど、ある人に価値があるものを価値を感じない他人がジャッジするのが、とても失礼でその上意味がないって言う事を肝に命じて、私はこれからも生きて行きます。

だから価値観が合う人と知り会える事って、とても幸せなんだと思うんですよね☺️

 

あ、違法なものは尊重出来ませんし、ジャッジがあって然るべきですけど。

 

 

MTF日記(144回目) 生きるとか幸せとか

お久しぶりです。

近年毎年の事ですが、今年も介護問題もあって、1w程東北へ行っていました。


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これは仙台を歩く私

 

まぁ介護問題と言っても施設だけの問題ではなくて、朽ちた家屋だったり、飼育崩壊した猫達だったり、色々と問題があるので、近年は半年毎に行くようになっています。

以前はね、毎年違うところに旅行に行っていたんですが、認知症でトラブル頻発するようになってからは、ここ4〜5年はもう東北にしか行けていないんですよね💦


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岩手の雪景色

 

皆さん経済的なことも含めて、「自由に出来ないし大変だね」って言ってくれるけど…

 

それでもね、一応休暇を取るので、毎回帰りに仙台に寄って、1日か2日は仙台で束の間の休暇を過ごして、リフレッシュするようにしているんです。

私仙台好きですし☺️

馴染のお店もあるので、意外とリフレッシュ出来ていると思っています。


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安いよ!

 

さて、今回はトランスして生きると言う事について個人的に意識してきた事について、少し書いてみたいと思います。

 

私は高齢だし、まだ治療開始してから2年くらいだし、よちよち歩きなわけで、正直なところトランスについて、何かを教えられるような立場ではありません💦

ただね、自分もそうだったんですけど、社会的に十分に経験を積んできてしまった人が、どうやって性別を変えて生きていけるのか、ロールモデルみたいな人は見当たらなくて、昔沢山悩んだの。

多分上手くやっている人の情報はそんなに多くないし、上手くやれている人もあんまり表に出たくないと思うんですよね。


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旅館で色々考える

 

で、今自分がこうやって生きていて、手探りでここまできた経験はあるけれど…

私は多分周りに恵まれた環境故に、今ある程度幸せに過ごせているわけですが、これって極めて個人的な私個人の条件下の話で、それが良かったのかどうかは正直わからない。

少なくとも、全てベストな選択をしてきたわけではないと思うんですよね。

 

だから、他の方にも適応するような方法ではないわけで。

自分の経験は1ケースデータでしかないし、私は研究者ではないから、私のケースしか知らないのです。


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移動中の私

 

ただね、私もGIDの例に漏れず、沢山落ち込んだりして生きてきたけれど、私が歩んできた選択肢のタイミングや是非はともかく、結果的に今のところ私は以前より比較的無理なく幸せに暮らせているの。

だから

「ああ、こんな風に暮らしてる人もいるんだなー」

って、同じように悩んだり迷ったりしている誰かの勇気になれば良いなーとは思っています。

 

私は運動したりデモに出たりもしないし、講演したりすることもなく、普通に生きていて。

何かを体系づけて教えられるような立場じゃない。

 

ただ

 

貴女の話を聞きたい

貴女を知りたい

 

って言われれば、自分の経験の一部だけなら伝えられるだけ。


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仙台楽しかった

 

特別じゃない、普通に生きられるって当たり前の事が私にとってはとても大切で、それは多分他の誰かにとっても大切な事だと思うの。

勿論自分が手探りだから、振り返る事で推考してみたりね、そうするつもりで私は私の日々を記録しようと思ったんですが、部分的にでも誰かの役に立つかもしれないって言うのも、記録する意味の1つなんですよね。

 

生きているとね、ものの捉え方が変わったり、受け取り方が変わったりして、考え方が変わったりすることもあるけれど、そういう変化も含めて記録することは、読み返して自分が迷う時の糧にもなるから。

 

以前少し書いた事があるけれど、私は弱いし色々なものを捨てられなくて、周りに合わせて生きてきたの。

それは今でも多分そうで…

だから客観的に見て遅い部類のトランスになったのかなって思っています。 

でもね、時間をかけた事で良いこともあって、私は中性でいようとした時間が長くあった事が、カミングアウトした時にはクッションになって、周囲からの理解にプラスに働いたようにも感じています。

それが本当に良かったのかどうかなんてわからないし、他の人にオススメも出来ないけど…

頑張っていた事や我慢してきた事が、無駄にならずに今に繋がっているのかなって。

 

生きるって何?

幸せってなんだろう?

 

哲学的な問いで、少し噛っただけの私にはわからない話だけれど、私はね、生活が成り立っていないと、人はネガティブになるんだと感じているんです。

不満ってね、どんどん増殖するから、嘆けば嘆く程悪くなると思っているの。

なんて言うのかな…

上手く言えないけれど、足るを知るみたいなことが、生きるとか幸せであるには重要だと思っていて。

 

夢や希望ってね、ポジティブになれるし、希望は常に持っていたいとは意識しています。

希望が無いと人は生きていけない。


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仕事場で✨

 

なのに、GID(GI)ってね…

そもそも生まれながらに、究極的には無理だったり絶望するような望みが前提に有るんです。

だから悩むし、不幸な選択をしたり、諦めてしまったり、病んでしまったり、色々な人を目にします。

 

私もそういう時期を勿論経験してきたし、今でも悲しくなることは沢山あるけれど、なんとか生きて来られたのは、運良く死ななかったから。

身も蓋もないけれど、長く生きていると良いことも有るのは本当で。

生きる事で自分の許せる許容範囲が広がったりね、耐えられる事も増えてきたりする。


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すっぴんだと顔色悪くてゴメンけど、旅行中ネイル出来て嬉しい私

 

私自身が意識してきた事はね、社会に属して仕事をして、生活を成り立たせる事。

キラキラしてなくても良いから、生活基盤があること。

社会的な人間関係を構築すること。

当たり前で、一見トランスには何も関係無いことみたいな話だけど、実はこれが無いと、何も始まらないし始められないと思ってきたのです。

病まずに生きる為に、私はこれが現実的に1番大切だと今でも考えています。

 

誰かに、白馬の王子様に助けてもらえて、何不自由なく生活が成り立つ人もいるのでしょう。

でも、私にはそんな事は起こらない。

いつか独りきりで生きなければならない時間が、必ず来るのだと思ってる。

ならばその時にね、属する人間関係がないとか思い出がないって凄く空虚で…

それではとても幸せに生きられないんじゃないかと思うのです。

 

時代が進むに連れて、社会的に沢山寛容にはなったけれど、今でも就労に不利があったり、社会的な偏見は残っているし、今後も0にはならないと思う。

私の周りにはいないけれどSNSでのヘイトも凄いしね。

 

でもね、今は以前と違って、少なくとも特殊な世界、特殊な職種に頼らなくても、生きられる世の中になったと思うの。

だって私は特別な人じゃないけれど、なんとかこうやって普通に生きていますから😊

それを知ってもらうだけでも、意味があるのかなって思って。

調査によれば、治療や社会的なトランスをしていない人を含めても、トランスジェンダーって0.7%にも満たない数しかいないのですから。

 

私ね若年ではないトランスジェンダーの色々な人を見てきて、例えばお子さんがいたり、私とは違う条件下で悩んだり困ったりしている方を知っています。

それは私には本質的にはわからない悩みなのかもしれないけれど…

親子とかね、肉親、家族って、やっぱり特別な関係だと思うんです。

異論のある人もいるだろうし、それを無視しなければならない環境の方もいる事は理解しています。

ただ、当たり前のものが無いって、自分をかえりみても、やっぱりそれは少し悲しい事ではあるから、可能な限り周囲も大事にしながら、自己実現して欲しいなって願っています。

 

私に残された時間は少ないし、何があるかもわからない。

若い人でもね、自分を振り返ってみると、生きている時間って足りないくらい本当に少ないと思っています。

だからね、自分が不幸でいられる時間なんて、なるべく要らないと思うの。

捨て鉢になったり刹那的に生きるってことじゃなくてね、 少しでも足るように…。

 

上手く言えないや。

 

私はただ、私以外の皆にも幸せでいて欲しいのです。

私とは価値観が違う方、方法の違う方、死生観の違う方も沢山いるから、どうしろとか、どうした方が良いよって、私から言える事は一つもないのだけれど、私のケースデータが参考になったり、他山の石になったりしてくれたら良いかなって。

 

不幸だなーとかネガティブにとらわれないで、皆が自分の為に頑張って欲しいなって願っています。

 

私も落ち込んでしまわないように、今年もこれまで通り頑張るよ😊

MTF日記(143回目) 共通テストとか

大学入学共通テストでしたね。

私は、全身のセンター試験どころか、更にその前の共通一次の世代なわけですが…笑

 

まぁ一次はある意味前哨戦ですから、2次に向けて受験生の皆さんは、風邪や感染症に気をつけて、今まで頑張ってきた成果を出して欲しいと願っています。

試験ってね、直前に無理しても意味ないからね!

ちゃんと体調整えることに主眼をおいて、落ち着いて頑張ってね。

 

これはね、年寄の個人的経験談というわけじゃなくて、7年くらいだけど受験教育にいた講師として、毎年生徒に言っていたことです。

直前に睡眠足りなかったり体調悪かったりすると、急に覚えている事なのに出てこないって事、若くてもあるからね💦


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中学、高校、大学、就職

こういう試験ってね、人生の岐路みたいに考えられていて、皆んな頑張りますよね?

私はどうだったかというと、根が真面目だったから?目標は漠然としていたんだけど、わりとちゃんと勉強は頑張りました。

でも、私自身は当時から全然人生の岐路だとは思って無かったかな。

 

今でもそうなのですが、これは捉え方の問題でね、勉強は真面目にしていたけど、試験とかで緊張したことって私はないんですよ。

やってきた事は出来るし、やらなかった事は出来ないだけだって思ってたの。

これは資格試験とかでも何でもそうで、全然緊張したことないんですよね。

唯一少し緊張してきたのは面接試験くらい。

でも、これも準備したことは無いかな…どうせ地が出ちゃうからって笑

だからまぁ、試験って私殆ど失敗したことないです。

 

そんなわけで、私は今も学歴自慢も無ければ、所謂学歴コンプレックスみたいなものもないんです。

働いてからの方が人生長いしね。

 

自分自身がちょっと一般的では無い経歴なせいもあって、あんまり他者と比較にならないのもあるかも

しれないけど…

皆んな大人の人はわかると思うんですけど、学ぶっていつからでも出来るんです。

やるかやらないかだけ。

 

ただね、学生時分にちゃんとしておくと、ちょっとスタートが有利になったり、選択肢や機会が増えたりして楽になるの。

私は人生で学歴を役立てた事がもの凄く少ないつもりなんですけど、実際に雇用される時に見られている部分の一つの要素にはなっていたはずなので、全く役に立っていないって言うのは、多分少し違うとも思っています。

 

働く業界を変え続けた私が言うのもおかしいけど…

全く異質な事を学ぶ事は、いつからでも出来るんだけど、後からの方が大変なのも本当ではあるから、やっぱりやるかやらないかだけだと思う。

 

こういうのってね、本当に人によって価値観が違うし、同じ人でも人生の時々で価値観や捉え方が変わったりもするの。

差別なんかと一緒で、マウントやコンプレックスがある人が一定数いるのも事実です。

でもね、どっちも人間関係にマイナスしか産まないから、そんなの持ってても意味ないよーと思っています笑

 

だからね、学生さん達には【人生の岐路】みたいな事をあまり気にしないで、リラックスして実力を出せるように頑張って欲しいです。

学生時代の成功も失敗も、頑張れる、頑張れない、人によって後からいくらでもどうにでもなるから。

 

でも前述した理由でね、後からでも大丈夫だと言っても、学生の時分に勉強や試験を頑張らないのはオススメしないかな…

頑張った経験と知識は、全然関係ないような場面でも、後で必ず生きてくるし、知識って思考の基本になるから、自分を守る事に繋がるし、少なからず人生が豊かになると個人的には思っています。

 

私はね、別に人生達観しているわけではないし、自分自身が文句のつけようがない後悔の無い人生を送っているわけじゃ勿論ないし、全然【成功者】みたいな人でも勿論ないし、客観的にみて寧ろ失敗や遠回りばかりの部類かもしれません。

それどころか、所謂普通の幸せでさえも、どちらかと言ったら少ない人生を、客観的にみたら歩んできたのでしょう。

 

でもね、相対的に自分史をみてみると、正直今が1番幸せなんです。

勿論これからまだまだ、更に幸せになっちゃう予感や期待にも溢れていて。

希望って凄い力になるんですよね。

 

逆に、希望に溢れているはずの若い時分には、全然希望は持って無かったし、生きている意味があまり見い出せなかった。

でも今はね、希望を持って楽しく努力して生きていられるの。

 

希望って捉え方だと思うんです。


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例えば今の私

 

身内の認知症や介護もあって余計なお金もかかってる。

父が亡くなってしまったり、身内の不幸が続いている。

母の認知も疑わしくなってきて、介護問題もまた更に増えるかもしれない。

子供好きなのに子供もいないしその能力もない。

そしてこれからも出来ることはない。

別に富豪じゃないし、お給料もあんまり高くない。

歳も若くない。

過去に転職7回もしてる。

そもそも違和を持ってGIDとして生まれてきた。

トランスに踏み出せても高齢トランスの部類。

母はいまだにSRSに否定的。

恐ろしい性被害、暴力被害にあった経験が複数回ある。

鬱病の既往歴があり、酷い私生活を過ごした時期もある。

自殺経験がある。

持病(昔は難病指定だったけど今は違う)があり、目眩持ち。

腰痛が酷い。

生まれ故郷がない。(幼馴染とかいない)

太りやすい。

体力がない。(生まれつき肺活量もない)

自分が分類される属性(医療者やGID)が、SNSで全く知識の無い人から、デマや結構心無い言葉を浴び続けている。

 

どうですか?

悪いのだけピックアップしてみると、何だか酷く絶望的な環境な印象ですね笑

 

でもね、私は今凄く幸せなんですよ。

一般論としては、上記したような事があるから、客観的に見てどうかはわからないけど、比較問題として個人的にみたら凄く幸せなの。

 

全く違う職種に転職を繰り返していたけど、看護師になってからはずっと看護師として働けている。(自分でわりと向いていると思えている職業につけている)

出生時と異なる性として、社会的に普通に仕事をして生きられている。(環境に恵まれ、GIDとして生まれたのに、生活における違和が非常に減って落ち着いて暮らしている)

過去の友人も変わらず仲良くしてくれるし、新しい友人も増え続けている。

隠さなければならない事が無くなり、無理矢理適合しなければならない事が減った。

自己否定感が日々明確に減っている。

明確な近しい目標がある。

親友が複数いる。

私を大切に、愛して下さる方もいる。

仕事で人の役に立てている実感がある。

少しづつ、理想の自分に近付けている実感がある。

戦争中ではない国に暮らしている。

身体は仕事が出来る程度には動く。

 

書いていると希望に満ち満ちていて幸せそうな印象ですね笑

 

だからね、どこを切り取るかだと思っています。

私はずっと自己否定感に苛まれてきたけれど、解消する術は世の中には無くて…

でもやっと軽減する術を理解して、結果はこんなに幸せに生きていられる。

まだまだ不自由は沢山あるし、いつになっても全て解消出来ない事は分かってはいるけれど、明確なのは以前より良くしかならないってこと。

そうなるように頑張れてるってこと。

 

ね?希望を感じるでしょう?☺️

 

世を儚んで、自暴自棄になったり希死念慮を抱いていたりした私にはわかる。

誰かを恨んだり羨んだり、世間を呪ったり儚んだりして、自分が幸せになった人って殆どいないと思います。

誹謗中傷したりデマを流すような人。

誰かを引きずり落としたとしても、あなたは決して幸せにならないよって伝えてあげたい。

 

お人好しとか馬鹿とか甘いって言われる事もあるけど、事実私は多分結構幸せに暮らしてるし、これからももっと幸せになるんだと思う。

 

だから私は、皆ありがとうって感謝してるし、酷い人や事態を目にして落ち込む事があっても、 また歩けるよ。