2022年3月後半のお話
そろそろ現実に追いついてきたので、日記から取り出して記録していきます。
3月後半の私
ノーメイクはこんな感じ。
私はジェンダークリニックを受診し、診断も受けて、判定会議までしてもらっていますが、私は今のところSRSの予定はしていません。
つまり日本の現行法下では、現在の私の到達点には戸籍の変更は入れられないのです。
現時点では、とりあえず私の目標は
①ガイドラインにそって、専門医に相談しながらホルモン治療を行なって、少しでも肌の質感や体型を、男性そのものから遠ざけたい
②現状の中性的、あるいは女性的な姿で、周囲の理解、或いは認知の元で働き、生活したい。
③名前が厳ついので、姿形に合ったそれらしい名前に変更する、その名前で認知されて暮らしたい。
④カムアウトする元々の友人の数を、少しづつ増やしていきたい、今の状態で仲良くしてくれる新しい友人も増やしたい
⑤性的な事や恋愛的な事に、精神的にも肉体的にも少し慣れたい、或いは情熱を持ちたい
⑥可能な限り素材のまま綺麗になりたい
⑦恋人、パートナーを作りたい…無理なら趣味友とか…このままで旅行行ったり出来る人?
みたいな感じ?
①は4月内にも始まるので、年齢的に変化は微妙かもしれませんが、それでもとても楽しみです(*´∀`*)
正直あんまり期待はしてないんですけど…少しでもね、出来る事はしたいかな(^_^;)
②これは、③と被る感じで、今はそれに向けて役所行ったり、変更可能な各施設での診察券や会員証等の名前変更をしたり、裁判所への書類や使用実績類を用意したりと、3月から忙しくやっているところです。
実は保険証の名前は3月25日に変わりました\(^o^)/
なので診療内科の診察券の名前が変わり、翌日は市立病院の診察券の名前も変わり…
エステや脱毛の会員カードは、すでに変更した名前を使用しているのですが、結構行く病院での呼ばれ方が変わったのは、私にとっては本当に嬉しい出来事でした。
保険証が変わったので、今後復職するときにも、健保組合に診断書出して説明して、という作業が簡単になるかな〜と思っています。
あと、この後の名前変更の申し立て裁判にも有利かな〜と思ったり笑
まぁ先生は、私の申し立ては問題なく通ると思うって言ってくださりましたけど、私の性格的には、可能な限りの備えはしたいので。
市役所で、保険証の名前が変わった時はちょっとじんわりきてしまって…
相談に乗ってくれて手続きをして下さった職員の方々全員に、お辞儀をして回りました。
皆さんね
「良かったですね、引き続き裁判後の手続きもお待ちしてますよ」
って言ってくれたり、
「良かったですね」
ってもらい泣きしてくれたりしたんですよ…
本当優しい(゚´Д`゚)゚。
最近の役所の方々は優しいです!
誰かの参考になるかもしれないので、以下に今回の経験をこちらにも少し書いておきます。
実は、当たり前ですが、名前の変更の申し立て裁判で許可が出て、戸籍を改名した後に、住民票の名前を変更して、それから住民票を元に、保険証やカードの名前を変更するのが普通ですし、簡単です。
ですが、それだと私の場合、復職した後になってしまう可能性が高くなる。
裁判での事使用実績の為でもありますが、そんなわけで復職より先にやりたかったと言う理由もあって、私は今回の手法をとりました。
最初は国民健康保険課の窓口に行って相談。
相談受付窓口の方に、保険証の名前を変えたい旨を伝えました。
そして役所が私の要求に対応出来るはずの根拠(厚生労働省の通達)を読んできたのだと説明しました。
窓口の方は
「裁判後改名された方の対応経験しかなく、同様の経験がないので確認させてください」
との事で、保険課の方々が4人くらいで相談したり調べたりしていました。
そして戻ってこられ
「申し訳ないんですが、市民課に詳しい人がいるようなので、市民課にこの受付の紙を持って行っていただけますか?
名前の変更については、やっぱり市民課の担当になるみたいなんです。」
と。
んん?と思いましたが、抗議しても意味がないので、言われた通り市民課に行く事にしました。
この時、最初に受付した健保課の受付の紙で、そのまま市民課で相談出来るように、健保課の方が手配してくださいました。
市民課に行くと、担当の男性がすぐに現れて、裁判が終わって許可が出てからでないと、住民票の変更に対応が出来ない理由を、ゆっくりと丁寧に説明されました…
そして、申し訳ありませが今回は対応出来ませんと…(ー_ー)
私は一通り説明を聞いてから、
「今貴方が説明して下さった事は全部調べたので、私は知っていて来ています。
私の改名の申し立てはこれからですから。
私が今日要求しているのは、平成29年8月の厚生労働省の通達に関する事なので、貴方が少々私の主訴を理解されていない様に思います。
私は今回の相談について、各自治体の対応も調べているんです。
私の調べた限りでは、厚労省の通達に対応していない自治体は無いはずなんですが…
因みに他の自治体での専用の申込書も見た事があります。
県内でも大井町等、専用の申込書を用意している自治体も確認出来ています。
ですから、今回市役所で対応出来ないというのは、ちょっと理由がわかりかねます。
厚生労働省の平成での事務連絡が、ここにはまだ届いていないと言うことがありえないと思うのですが…もう一度調べてもらえませんか?」
と答えました。
「そう…です…か…わかりました。少々お待ち下さい。」
と担当の方は奥に戻り、こちらでも3人の職員で相談して、PCも使って相談しながら調べている様子。
程なく戻ってきて
「こちらが上手く貴女の主訴を理解出来ていなかったようで申し訳ありません。
確かに仰る通りの連絡はあり、対応出来るはずです。
ただ、申し訳ないのですが、貴女が考えた通り国民健康保険課の対応になるようです。
申し訳ありませんが再度保険課に行っていただけますでしょうか?
すぐに対応出来るようにこちらから手配しますので。
それから、改名された後は、こちらにまた住民票の変更にいらして下さい。
お待ちしていますよ。」
と。
お待ちしていますとか…デキルナ…(*´Д`)
そして、受付表に対応して下さる健保課の方の名前を書いてくれて、受付に渡すように言われました。
で、再度保険課に戻り受付票を渡すと、先程とは別の職員の男性の方が現れました。
「おまたせ致しました!何度も移動していただいて申し訳ありません!」
と深々と私にお辞儀をされました。
「いえいえ…私こそレアケースの要求をして、ごめんなさい。」
と言って、私がまた説明しなければ…と話をしようとすると
「大丈夫です!診断書も、名前の使用の書類も、前の保険証もご持参いただいたと聞いていますので、すぐに出来ると思いますよ。
確認させていただいても良いですか?」
と。
やっと話がはやい1人がきた〜\(^o^)/
はい。と書類をお渡しすると、うんうんと一通り確認され、
「はい!大丈夫です!今日出来ますよ(^^)」
とニッコリされました。
安堵で私もニッコリ笑
「では、こちらでそのままお待ち下さい。」
と言われ、そわそわしながら待ちました。
程なく戻ってこられ、新しい保険証がついに手渡されました!(*´艸`*)
感激しながら内容を確認すると…
当たり前なんですが
名前変わってる〜!!!
やたー!!
「名前…ちゃんと変わってます…漢字も合ってます…大丈夫で…」
ここでちょっとジンワリうるうるきちゃって上手く喋れなくなりました(^_^;)
そして性別欄もね
裏面に記載
としか書いてな〜い!!!\(^o^)/
裏面にだけ性別と元の名前が記載されている形になっていました。
これを確認して、ちょっとポロポロ、グスグスとなりながら
「面倒なお願いに対応していただいて、本当にありがとうございました」
と伝え頭を下げると
「通達後これだけ経っても、私自身まだ同様のけースは○○さんが2例目でしたので…こちらこそお時間を取らせてしまい申し訳ありませんでした。」
とあちらも頭を下げられました…なんと優しい(T_T)
私は、相談窓口の内側に最初に相談した4人の方々がいることにふと気が付き、心配そうにこちらを見て下さっていたのにも気がついて、皆さんに繰り返し頭を下げました。
4人の方は皆さん女性だったんですが、もらい泣きして下さる方もいて…
声かけまでしていただいた方も。(*^_^*)
こんな感じで保険証ができたので、翌日の2件の受診先でも、診察券が変更になりました。
使い始めていた名前ですけど、公的なものに記載されると、格段に嬉しいものですね(^^)
最近身近な友人にもカムアウトしたので、その話はまた次回
因みにこの頃から、4月の撮影に向けてちょいちょいカラコンを練習がてら使うようにしていました。
カラコンに合わせてメイク変えたりして、少しメイクの幅が拡がったかな〜と思います。
振り幅はこんな感じ。
全部1日違いです🤭