今回は何度か何度も書いてはやめた、少しセンシティブなお話を書きます。
半月程色々考えた末に、公開してみることにしました。
3回くらい書いてはやめたので、またちょっと更新の間が空いてしまいましたが、何故か最近Twitterからこちらに直に飛べなくなってしまったのもあり、閲覧数も少なくなったから、ちょっとセンシティブな話を書いても良いかな〜とも思って、思い切って書く事にします。
まぁここは、私のmtf生活の歩みに関する備忘録みたいなものですからね💦
結論から言えば、最近まで分からなかったけれど、私は性欲が全くないわけではないんだな〜と思った話。
アセクシャル寄りのパンセクシュアルだと思っていたのだけれど、実際にトランスし始めてみたら結構ヘテロ寄りなのかも知れないと思うようになったんです🤔
私はね、思春期の頃から最近に至るまで、性欲みたいなものがあまり無くて、自分の身体の機能確認みたいな感じでしか自慰行為をしたことがありません。
頻度で言うと、思春期でさえ半年に1回するかどうか、みたいな感じでした。
性行為はね、わりと私の事を望んで下さるお相手が多数いたので、初体験の15歳から、それなりにしてはいたんですが…
まぁいつも私は受け身で、私が望んでした事は殆ど無かったんです。
それでもね、人として好ましい相手としか応じないわけですから、勿論愛おしいのでハグとかね、キスとかスキンシップは嫌いじゃなかったし、そういう欲はありました。
私はそれで良かったんですけど、そこから先は相手が望むなら…と言う感覚で。
だから、お泊りして何もしないとかで、「いつになったらしてくれるの?!」って、結構怒られた事もあったりします😂
まぁずっとそうやって過ごしてきて、結婚した時でさえも、「子供が欲しいから計画的にする」という形でしてました。
私は自分の身体や性器は好きじゃないし、挿入したいとか射精したいとかそういう欲は、昔からほぼ無かったんですよね。
だからね、色々マイノリティについて知識が得られた時からは、私はアセクシャル寄りのパンセクシュアルなんだな〜って、自己分析して理解していたわけです。
でも、男性でも女性でも「この人好きだな〜」って、ちゃんと思う事はあったし、スキンシップ自体が嫌なわけでは無かったから、アセクシャルではないよね?って思ってました。
それでも、性欲が強い人っていうか、そればっかりの人っているじゃない?
男性でも女性でも、そういう感じの人はギラギラしてて、やっぱり苦手だな〜ってずっと思ってたんです。
その感覚は今でもあんまり変わらない事は変わらないんだけれど…
最近少し気が付いた事があります。
前にも書きましたけど、私ずっとね、男性でいなきゃって頑張ってた期間も長かったし、男性でいる事が辛くて辛くて、せめて中性でいよう!って我慢して暮らしていた期間もそれなりに長かったから、その間ね、私は男性と上手くいった恋愛経験って殆ど無かったんです。
そうやって必死で生きてきて、それでも、もう男性で我慢しなくても良いよね、女性でいても良いよね…って決意出来るきっかけが色々あって。
女性として暮らす時間がだんだんと長くなっていって、ちゃんと受診して、残りの人生をどうしていくか決めようと思ったんです。
そうして今、常時女性で暮らし始めているわけですね。
で、話を戻すとですね…
中性を標榜していたものを、女性へとシフトし始めてからね、男性との恋愛機会が急激に増え始めたというか…
凄く言い寄られるようになったんです。
中性で居ようとしていた頃までは、女性にしか言い寄られ無かったんですけどね。
こんな頃までね。
痴漢とかには昔からあってたけど😥
それからだんだんと女性側に寄って行くにつれて、私の周りの環境も変わってきたんです。
このくらいの頃からかな?
メイクしてなくても間違われる事が多くなってきた頃。
この辺から、だんだんと男性にお誘いをいただいて、お会いする機会も増えていった感じです。
姿形って大事ですね😂
当時の私は、経験が無いから、怖いし、イザ迫られたりすると、どうやって対応してよいのか全然わかんなかったわけですが…
それでも、女性としての生活を続けてきたこの1年弱は、それなりに色々な方にお会いしてね、色々な状況を経験していくに連れて、怖い思いや酷い目にもあったけれど…😢
でも、だんだん信頼出来る方も出来たりして。
そんなこんなで少しだけわかってきた事があります。
そんなちょっとの経験で何がわかるの??
って思ってる方もいるかもしれませんが…
まあ自分自身の事で、少しアレ?って思った事がいくつかあるんです。
まず、結構色々なトラウマや抑圧で、独りでいる事が1番楽だった私が、こうなってみて理解して下さるお友達が出来てみると、実は結構寂しがりだと言う事。
なかなか落ち着ける人達に会う時間がとれなくて、寂しくて独りで泣いたりね…
寂しくて泣くなんて子供みたいでしょ?笑
そんな事昔はあんまり無かったような気がします。
その代わりあんまり感情表現が上手くなくて、どこか斜に構えていたので、人によってはちょっと怖がられたりしていました。
中性でいようと思ってからは全然そんなことなくなって、優しそうだって言ってもらえるようになったんですけどね。
それからもう一つ。
性的な事はやっぱり今でも受け身ではあるんだけれど…
今はね、正直そんなに嫌じゃないの。
勿論知らない人とか無理だし、好意がある相手の場合だけの話ですけどね。
女性として性的に求めてもらえる事に、私には多幸感があって、相手に良くしてあげたい気持ちにもなる事がわかってきました。
こういう感情になった場面を思い返すと、なんか性的な行為について、実は今はそんなに苦手じゃないのかな〜?って思いはじめてます。
まあ逆に若い頃より、需要も無いんでしょうけど笑
それでもね、自分自身では男性で暮らしていた時と比べて、感情の動きがだいぶ違うな〜って自覚があるんです。
男性だった時はね、ぶっちゃけ性的な事って面倒に思う事もあって…
口には出さないけれど「ちょっとだるいな〜」みたいな気持ちがあったりする場合も、かなりあったんですよね。
だから例えばね、性風俗とかって私には考えられないもので、なんで私が頑張らなきゃいけないのに、お金払わなきゃいけないの?
行くわけ無いじゃん!みたいに思ってました。
キャバクラみたいなところも、何で知らない娘と話さなきゃならんの?と思ってました。
だから行ったこともないし、好んで行く男性の友人とか、真面目に感覚がよくわかんないな〜この子ら…って思ってました。
こんなの書くと叩かれそうだけど…😵💫
実際のところ冷静に考えてみると、男性で頑張っていた頃と今とでは、生活の立場も全然違うんですよね。
勿論感受性の本質は変わってないんだけど、性的な事に対する捉え方と言うか感じ方が、立場が変わった事で、自分の本質にしっくりくるようになったから、大分感じ方が違って来ているんだな〜って自分では自己分析しています。
だから嫌じゃないのかな〜って。
今は好きな方となら、触られたりね、正直そういう事も嬉しいと思えるようになったと思います。
女性としていることが日常になった事で、変わった事について少し考察してみました。
今更みたいな馬鹿みたいな話かもしれないけれど、本当に最近になってわかってきた事なのです。
自分自身の事でも、この歳になってもなかなか分からないものですね。