多様性を訴え表現していた、まだ20代のタレントさんが自死に至る、とても悲しいニュースがありました。
私はこの方の事は勿論、そのご家庭の事、セクシャリティやアイデンティティもわからないし、友人でも無ければ交流があったわけでもありません。
でも、私にとっても、大変悲しいニュースでした。
御本人が、とても綺麗に可愛くなられたのは知っていたし、元配偶者の方とも形は変わっても、大変仲良くされていたと伝え聞いていました。
そこに至るまでに沢山の葛藤が本人にも、パートナーにも有った事は想像に難くありません。
私自身も、長い間自分を表出し難い状況で生きてきたので、時代や状況、悩みが私とは異なっていても、カミングアウトに至るその辛さや苦労や困難、その後に落ち着くまでの困難が有ったであろう事が想像され、なんとなく労いたいような気持ちを持っていました。
その上私と違って有名人ですから、御本人もご家族も、御本人達が理解しあっていたとしても、大変口汚く心無い言葉で否定され、罵られていたのも、SNS中心に沢山目にしてきました。
お二人が大きな葛藤の中、お互いに思いやって納得した形を、関わりの無い人々が悪し様に言う様子は、自分の事ではなくても本当に苦しいもので、私は目にする度にミュートやブロックをして、見ないようにして、口に出す人が周りにいた時はそうそうに話題を変えて、聞かないように努めていました。
そして突然の訃報。
その後私が目にしたのは
散々罵詈雑言を浴びせておいて、訃報後に削除する人。
訃報後も更に罵詈雑言を浴びせる人
罵詈雑言を浴びせていたのに、訃報後に急に、良い人だった、惜しい人だったと言い出す人
本当に気持ち悪くなるようなものを沢山見ました。
でもね、前に書いたように私は弱くて戦えないし、自分で手一杯で。
そして知り合いでもないご家庭の内情はわからないから、前述したように自分を守る為、いつも酷いものは見ないようにさえしていたの。
ただ、訃報前に私はこの方を擁護してはあげらなかったから、傍観者の立場に近いので、イジメの構図で考えてみると、私も同類なのかも知れないとも思い余計に落ち込みました。
色々な意味で私には凄くダメージのあるニュース。
だから私にとっては、余計に悲しいし、余計に苦しいお知らせでした。
罵詈雑言、誹謗中傷、差別
これは誹謗中傷じゃなくてたんなる事実
これは差別じゃなくて区別
これは悪口じゃなくて事実
一般的な感覚
みんなそう思ってるだけ
配偶者や子供の事を考えると絶対許せない
最初から最後まで自分勝手
それはあなた達にはわからないだけ。
それはあなたの偏った知識。
それはあなたの偏った感覚。
ただのあなたの想像。
思うのと表出するのは違う。
単なるあなただけの価値観。
そう思うならそうなんでしょう。あなたの中ではとしか私には言えない
亡くなってしまった方はね、その発言を見ていると、幼さはあっても、とても共感性の高い方だった事がうかがい知れます。
私ね、いつも思うんです。
争いや犯罪ってね、結構な割合で共感性と想像力の無さが一因になってると思うの。
正しいとか正しくないとか、普通だとか普通じゃないとか、変わっているとか当たり前とか、色々なものがアップデートされて、時代によって移り変わりがあるものです。
それは倫理観でさえそう。
そして人の知識や体験にも大きな個人差がある。
だからね、個々人に違いがあるのはあたり前だと思うの。
違うから
認めない、排除する
だから争いや犯罪が起きる?
ううん、違うのは当たり前なの。
例え違っても共感性と想像力があれば
お互いを慮れるから大きな争いにはならないし、犯罪も犯しにくいはずなんです。
誹謗中傷や悪口も、自分と違う相手の事に共感したり、相手の受けるダメージを想像して慮る事が出来れば、少なくとも軽々に非難したり出来ないと思いませんか?
デマが広まる事を考えれば、よく知りもしない事に首を突っ込んでいい加減なデマを流さないはずです。
被害者やその家族の事を想像出来て共感出来れば、闇バイトで強盗したり詐欺に加担したり出来ないはずなんです。
○○警察とかもそう
だからね、誰かを非難したくなったら、一度立ち止まって考えてみましょう。
それを表出するだけのいわれが自分にあるのか
私がそれを言う事で何が起きうるのか、誰が悲しむのか
私はね、全ての人に寄り添えるような聖人ではないし、嫌だなーって思う事も勿論沢山あるけれど
なるべく言わないやうにしています。
知見がある分野のデマは、放置すると害が大きいから、時々口を挟みたくはなるけれど…
自戒をこめて
発言には注意して
誰かを傷つけないように
誠実に生きていきたいと思います。
あ、最後に
誹謗中傷は人を殺すけど
エストロゲンが人を殺すわけではないですよ
あとね、イベルメクチンは疥癬には素晴らしい薬ですが、cov-idには作用しませんよ。