ジャニーズの会見を見ました。
東山さんが社長になって藤島さんが取締役で残る。
事務所の名前は変えない、藤島さんの株は売らない。
ジャニーさんが鬼畜で悪魔で、噂は知っていたが噂だけだったし、誰も止められい雰囲気だった。
今後被害者救済に力を入れる。
私にはこんな感じに聞こえたかな?
私は東山さんと井ノ原君の間くらいの年代ですが、中高生の頃、ジャニーさんの性加害の噂は知っていた記憶があります。
もっと小さい頃から子役になったらどうかとか、周りの大人に芸能事務所を勧められたり、勝手に応募されたりしていたのですが、噂を知っていたから絶対「厭だ」って言って行かなかったんですよね。
これはね、幼い私の中ではジャニーズだけでは無くて、芸能事務所ってそういう事がある世界なんだって認識があったのかなと思います。
枕営業っていう言葉があるくらいでね、仕事を貰うために身体を求められたり、性加害を我慢するみたいな事が、色んな業界で悪い大人に会う事が有り得るというイメージを持ってました。
ジャニーズだけじゃなくて、そういう告発は女性タレントやアイドルでも沢山ゴシップがあったから、子供ながらに芸能界はそういうのが多い世界なんだって、勝手に思ってたんです。
大人になって、大学を出てから最初に選んだ就職先はTV業界だったんですけど…
タレントさんではないけれど、私の場合は業界のパワハラ体質に嫌気がさして辞める事になりました。
当時のCXのわりと偉い人の顔に靴を投げつけて帰ってから、翌日辞表出したんですよね。
出さなくてもクビだったかもしれませんが…笑
だから今回の事での感想は
「ふ〜ん、亡くなるまで事務所の人もマスコミも見て見ぬふりをして、亡くなったら悪魔扱いするのね…」
でした。
細かい内容は書きませんが
私はね、男の子として育ったけど
子供の頃に性加害にあった事がある。
当時は大人相手に全く対抗出来なくて、抵抗出来なかった。
だから思春期は、大人なんてみんなクソだと思って育ちました。
成人する前後はよく痴漢やなんかの被害にあいました。
当時は抵抗出来る力があったから、暴力的に対処することでレイプみたいな酷い被害は受け無かったけど、痴漢みたいなのは驚くやら気味が悪いやらで、抵抗出来なくて慌てて逃げる事が殆どだった。
30代後半あたりから、数年は被害にあわなく無った。
でも、中性を標榜して暮らすようになると、若い頃程ではないけど、まただんだんと被害にあうようになり…
この頃は力で対処出来なくて、やっぱり頑張って逃げ出していました。
女性で暮らすようになってからは
抵抗出来なかったし、その力もなくて逃げられなかった。
だから酷い目にあった。
気をつけて身を守るように考えていても、そういう人に見つけられる事ってある。
だからね、犯罪者はいなくなれと思うし、二度とできないように厳しい罰を与えて欲しいと思ってる。
性被害を受けるとね、自分に何か問題があったのかって凄く考えてしまうの。
私は被害を受けてもしょうがない人間なんだって。
冷静になれば悪いのは加害者だけなんだけど、その時はそう思って自分を追い詰めてしまう。
だから若い頃は、殆どの人と凄く距離を置いて、アウトローみたいに生きようとしていました。
そうしないと被害にあうんだと思ってた。
歳を重ねてから、また被害に合い始めた時はフラッシュバックがあって仕事に支障が出たりして。
だから生活を変えて、車通勤出来るようにして、不特定多数の人にあまり会わないようにした。
時代が変わってきて、精神科を受診し易くなってからは、ちゃんと受診出来て全部は言えなかったけど先生にお話を聞いてもらえて、抗不安薬や抗鬱薬、抗精神病薬を服用していました。
一部は昨秋くらいまで飲んでたんです。
性犯罪もハラスメントも無くならないから、自分が避けていくように生きてきたけど、被害者側が避けていくのって、とても理不尽な世の中だなーとはいつも思っています。
時々自分を壊してしまいたくなったり、汚してしまいたくなったりはするけれど…
私は頑張って避けて生きるよ。
絶対忘れないけど。
忘れるまで押し込めたら、またフラッシュバックするもの。