雨桐悠生 雨さんの軌跡 (女性として生きる事を選択した人の奇跡)

半世紀過ぎてからGIDでMTFだと診断された人です。化粧品のアンバサダーモデルもやってたりします(*´∀`*)

MTF日記(125回目) 嬉しい事があると頑張れます!

最近ね、私にとっては凄く嬉しい事が久しぶりにありました🥹

未だにそんな事?って言われるかもしれないけれど、涙が出るくらい嬉しかったから書きます!

別に泣かなかったけど笑

 

そんなわけで今回はちょっと日記的なお話。


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先日ね、主治医の婦人科の先生のクリニックで、インフルエンザワクチンを接種してきました。

仕事場での接種予定が11月の半ば過ぎの予定だったから、ちょっと遅いなーと思ってて、前回の受診の時にその話をしたんですよ。

そうしたら看護師さんが

「うちにワクチン来たら〇〇さんに連絡しましょうか?」

って言って下さったから、「是非〜!」ってお願いしておいたんです。

うちの職場では外部で射っても、平均的な値段まではお金出してくれるので、先に個人で射っちゃお〜って。

で、クリニックから入荷の連絡いただいたので、先日の夜勤明けに注射射ちに行ってきたわけです。


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ワクチンなんかは、かかりつけ医だとしても問診票書かなきゃいけないので、普通に問診票書いてから先生の問診を受けることに。

 

先生★「◯◯さん(先生は私の事を名前で呼びます)この前はごめんなさいね。休診で日程変えてもらっちゃって」

私◯「いえいえ、全然大丈夫です!先生サーフィンの大会だったって聞いたから、応援行きたいなーって思ったくらいですから。

先生達が私達看護師より忙しいのは知っていますし、そういう時間はあった方が凄く良いと思います。」

★「ありがとうー。今度是非一緒にやりましょう!」

◯「ええと…応援にしときます笑」

★「笑  ところでね、問診票見ながら◯◯さんのカルテ改めて見ていて、ちょっと気が付いたんだけど。」

◯「はい。」

★「ちょっと◯◯さんさ、年齢おかしくない?」

◯「はい?」

★「見た目見た目!若過ぎんの。全っ然(実年齢に)見えないよ?ねえ?」

▲「はい、私もそう思います。けど先生今更ですか?」

★「笑」

◯「いやいやいや、そんなこと無いんですけど…嬉しいです…ありがとうございます。」

★「いや本当よ?ねぇ?」


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これは、まだジェンダークリニックに通っていた頃の私

 

過去にジェンダークリニックの先生もね、初診から褒めてくれたし、「毎回どんどん綺麗になるね!」とか、受診行く度に沢山褒めてくれたんです。

けど、精神科の先生だから、カウンセリングの度に泣いていた私を見かねて、いつも沢山励ましてくれてるんだなーって私は思ってました。

私は精神科に勤めた事ないけど、私の知る限りでは精神科の先生って、凄く優しいかちょっと変わってるかどっちかなんですけど、ジェンダークリニックの先生は認定医で専門家だから、私の事を慮ってくれて優しかったのかなって。

 

病院以外の実生活で色々な人に褒めてもらえる時もね、なんとなく男性から褒められると嬉しい反面、凄く申し訳ないけれどちょっと警戒したりもしたし(私は複数回被害にあった事があるし、そういう目でみる人に褒められる事が多かったんです)あからさまで、ただただ恥ずかしいだけだったりね、色々綯交ぜな感じの時もあったりして…

 

でもね、この先生は女医さんで、婦人科の先生で…そしてとても綺麗な先生なの。

この感覚がトランスジェンダーじゃない人に伝わるかちょっとわからないけど、同性の先生に褒められたのが私にとっては凄く嬉しくて…

綺麗な先生や看護師さんに褒められたのが、私にとっては凄く嬉しかったんです🥹

 

その後もね、更にこんな事がありました。

 

★「ああ、問診票見なきゃね笑

あとは…コレも大丈夫、ウンウン…あれ?」

◯「あれ?」

★「コレ!こっちにしとくからね!駄目だよ、女性なんだからこっちにしないとね。」

◯「あ…いいんですか…

ありがとうございます🥹」

★「いいんだよ。当たり前じゃん。頑張ろうね。」

◯「はい!」


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これ、問診票の書き直された部分はね、性別欄なんです。

私はオペがまだなので、当たり前ですが戸籍もまだ男性です。

保険証って免許と違って性別記載あるから、私のは裏面記載にはなってますけど書いてはあるわけだし、身体特徴的にも医療機関では男性に◯つけるしかないんですよね。

とても小さな事だし、現状では当たり前の事として理解はしているけれど…

しょうがない事とはいえ、こういうのはいつも記載する度に、心にチクチク棘がささるような傷みがあるの。

 

でもね、これまでのRLE生活の中では、同じような事は何度かあって。

 

最初はジェンダークリニックに通っている頃。

勿論診察券や、呼ばれ方なんかはすぐ気を遣っていただけていましたが、診断が出てからだったかな?血液検査票なんかが女性表記になっていたんです。

とても嬉しかったし、涙も出たけれど…

「まだここだけだよ。全部まで頑張らなきゃ」って、自分を奮い立たせていた感じだったと思います。

 

次は会社で、転職してから。

会社の健康診断やなんかで表記が変わって(レントゲンとか心電図があるからかな?)いました。

それから内科、耳鼻科と、やっぱり変わっていってるんです。


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でもね、検査結果とかで勝手にいつの間にか変わっていたから、その度に感激はしていたけれど、毎回ね、まぁ全部変わるのは戸籍までいけてからだよねって思っていました。

 

今回はね、先生が診察しながら、会話の最後の方みたいに私に声をかけながら、眼の前で書き換えてくれたのが、なんだか凄く嬉しくてありがたくて…

余計に感激しちゃったんです😭

 

この先生は結構ね、ハッキリものを言う先生なんです。

口コミで、酷い事言われた!みたいな人が偶にいるくらい笑

でもそれはね、とても正直な先生だからなの。

そんな先生に言われたから、私は余計に嬉しかったんですよね🥹

 

先生の名誉の為に言っておきますが、物言いはストレートだけれど、患者の事を良く考えて下さる、とても優しい先生ですからね!🥰


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以上、今回の嬉しかった元気をもらえた出来事。

驕らず腐らず、これからもコツコツ頑張って行こう!と改めて思った私なのでした☺️